関西各駅探訪第87回~南海本線泉大津駅~

【毛布とだんじりの町の駅は2面4線の高架駅になった】

泉大津

泉大津

南海本線泉大津駅は泉大津市のメインステーションで、急行以下の列車が停車する。泉大津駅の乗車人員は、南海本線で6位となっており、特急停車駅の岸和田や泉佐野よりも乗車人員は多い。

泉大津駅は1897年(明治30年)10月1日に南海鉄道が堺〜佐野(現在の泉佐野)間開通とともに大津駅として開業した。1941年(昭和16年)8月5日に新駅舎使用開始。1942年(昭和18年)7月1日に同年4月1日の大津町の市制施行により、泉大津駅に改称された。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。1947年(昭和22年)6月1日に路線譲渡により南海電気鉄道の駅となった。1968年(昭和43年)10月1日に特急の通過駅となった。1974年(昭和49年)6月1日に橋上駅舎完成。1994年(平成6年)9月30日に泉大津駅地域再開発事業の進展により東口が完成。南海電鉄バスのバスターミナルも一部を除き東口に移行した。2003年(平成15年)2月22日に高架化工事に伴い下り線のみ仮駅に移行。2004年(平成16年)7月17日に高架化工事に伴い上り線を仮線に移行。2008年(平成20年)6月7日に上り線が高架駅に移行した。2012年(平成24年)8月4日に下り線が高架駅に移行した。

泉大津

泉大津

ホーム2面4線の高架駅で、難波方には渡り線もある。

泉大津

泉大津

改札は1ヶ所で、出口は東と西の2ヶ所ある。

泉大津

泉大津

東口がメインの出口で、ロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。また、駅前のタワーマンションも東口にある。

泉大津

泉大津

西口は、海側の出口で、周辺の道路は狭く、ロータリーはあるが、規模は大きくない。

泉大津駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、13,448人で、うち定期利用者は8,389人となっている。定期比率は62.4%で、ICカードが普及してきているので、全般的に定期比率が下がる傾向の中、当駅に関しては定期比率が微増している。10年前の2004年度の乗車人員は、12,644人で、定期利用は7,666人だった。10年前に比べて5%強ほど増えている。駅周辺にタワーマンションなどが建てられ、再開発が進んだことが功を奏しているものと思われる。

泉大津

泉大津

泉大津駅のデータイムダイヤは、空港急行と普通がそれぞれ毎時4本運転されている。空港急行と普通は当駅で緩急接続を行う。空港急行の難波からの所要時間は20分である。平日朝ラッシュ時の難波方面へのダイヤは、7時台に18本、8時台に15本が運転されている。7時台は、急行4本、空港急行4本、区間急行1本、準急2本、普通7本の運転。8時台は、急行4本、空港急行4本、区間急行1本、普通6本の運転。急行、空港急行、区間急行は難波まで停車駅は同じで、羽衣、堺、天下茶屋、新今宮に停車する。急行系は難波まで21~24分かかる。準急は堺までの各駅と天下茶屋、新今宮に停車する。準急は後続の区間急行、急行に浜寺公園で追い抜かれる。平日夕方ラッシュ時は、18時台に13本、19時台に12本が運転されている。18時台は急行4本、区間急行2本、空港急行1本、普通6本の運転。19時台は、急行2本、空港急行3本、区間急行1本、普通6本の運転。難波から泉大津までの所要時間は急行系で20分となっている。最終電車は、下りが難波発0時00分の普通羽倉崎行きで、泉大津発は0時36分となる。上り難波方面へは、泉大津発0時08分の関西空港発普通難波行きで、難波には0時40分に到着する。

  

鉄道コム

コメント

タイトルとURLをコピーしました