関西各駅探訪第68回JR琵琶湖線能登川駅【旧能登川町の水車をイメージした駅舎が特徴の新快速停車駅】

JR琵琶湖線能登川駅は、東近江市にある。新快速停車駅だが、特急びわこエクスプレス、関空特急はるかは通過する。 能登川駅は1889年(明治22年)7月1日に官設鉄道の駅として関ケ原〜馬場(現在の膳所)間延伸と同時に開業した。1895年(明治28年)4月1日に線路名称制定が行われ、東海道線の所属となった。1935年(昭和10年)に旧駅舎が完成した。1972年(昭和47年)3月15日に貨物の取り扱いが廃止された。1986年(昭和61年)11月1日ダイヤ改正で、新快速の通過運転区間が彦根まで延長され、近江八幡駅とともに新快速停車駅になった。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。2003年(平成15年)3月1日 – 西口の土地区画整理事業が完成した。同年3月15日 に橋上駅舎の使用が開始された。エレベーター、エスカレーター、多目的トイレの使用を開始した。同年3月27日に西口広場が完成した。同年11月1日にICOCA などICカードの利用が可能となった。2006年(平成18年)1月1日に神崎郡能登川町の編入合併により、所在地が東近江市となった。2012年(平成24年)3月31日にみどりの窓口の営業が終了した。同年4月1日に琵琶湖線では初のみどりの券売機プラスを導入した。2020年(令和2年)4月1日から駅業務が委託化された。

 構内はホーム2面3線の橋上駅舎になっている。また、中線もあり、貨物列車の待避ができる構造にもなっている。

 改札は1ヶ所あり、有人の自動改札で、JR西日本標準のICカード対応の自動改札となっている。みどりの窓口、みどりの券売機もある。

 駅売店はキヨスクではなく、セブンイレブンに置き換えられており、改札外に設置されている。

 駅前広場は整備されており、町のシンボルである水車があちこちに見られる。駅前西側には、滋賀県各駅で見られるスーパー平和堂系のフレンドマートが店を構えている。

 駅東口にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。ライオンズカラーの近江鉄道バスも乗り入れている。なお、西口からもコミュニティバスが発着しており、ロータリーが設けられている。

 能登川駅の2013年度の1日あたりの乗車人員は、7,755人で、うち定期利用が5,256人となっている。定期比率は70%は割っているが、67.8%となっており、比較的高い数字となっている。10年前の2003年度の1日あたりの乗車人員は、6,387人で、2割ほど増えている。2003年度は定期比率が72%だったので、定期外利用者が大幅に増えており、4割増しとなっている。

 ダイヤは、データイムが30分サイクルで、新快速と快速(普通)がそれぞれ30分毎の運転となっている。新快速は、京都まで40分、大阪まで70分で結んでいる。平日朝ラッシュ時は、7時台に10本が運転されており、ピークとなっている。新快速が6本、快速(普通)が4本運転されている。平日夕方ラッシュ時は、18時台と19時台が、毎時6本の運転。新快速2本、快速(普通)4本の運転となっている。最終電車は、下り京都方面が、23時23分の普通京都行きで、新快速の最終は22時27分の姫路行きとなっている。上り米原方面へは、遅くまで運転があり、0時47分の快速(普通)米原行きが最終となっている。この電車は大阪発23時10分で運転されている。新快速の最終は、能登川発23時31分で、大阪発は22時20分となっている。

  

鉄道コム

コメント

タイトルとURLをコピーしました