関西各駅探訪第146回~JR琵琶湖線野洲駅~

【野洲町から野洲市へと発展した街とともに発展してきた駅】

野洲

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JR琵琶湖線野洲駅は、滋賀県野洲市にある。野洲町から野洲市へと発展した都市とともに駅の方も発展してきた。新快速停車駅になったことはもちろん、現在は朝夕ラッシュ時には、特急びわこエクスプレスや関空特急はるかも停車するようになった。野洲駅は1891年(明治24年)6月16日に官設鉄道の八幡(現在の近江八幡)〜草津間に新設開業した。旅客・貨物の取り扱いを開始。1895年(明治28年)4月1日に線路名称制定により、東海道線の所属となった。1966年(昭和41年)9月1日に野洲電留線の使用を開始した。1970年(昭和45年)3月1日に野洲電車区が竣工した。1972年(昭和47年)2月1日に貨物の取り扱いを廃止した。1973年(昭和48年)1月に橋上駅舎化された。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。2003年(平成15年)6月1日ダイヤ改正で新設された特急びわこエクスプレスの停車駅となった。同年11月1日にICカードICOCAの利用が可能となった。2009年(平成21年)3月14日にダイヤ改正に合わせて、2・3番ホームの上屋を延長した。2018年(平成30年)3月17日から駅ナンバリングが導入された。2018年(平成30年)11月1日に野洲駅北口駅前広場整備事業が完成した2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正で、関空特急はるか2本が当駅発着となった。

野洲

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駅構内は2面3線で、上下線とも貨物列車などが待避する待避線が設けられている。

野洲

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引上げ線は野洲派出所の電留線につながっている。新快速や快速で当駅で折り返す電車は、2番線で折り返すか一旦電留線に入るかしている。

野洲

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駅舎は橋上駅舎で、改札は1ヶ所のみ。ICカード対応の自動改札が設置されている有人改札でみどりの窓口もある。

野洲

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出口は2ヶ所あり、北口と南口がある。北口、南口ともにロータリーが設置されており、バスも発着している。駅北側にはビジネスホテルなどもあり、北側には京セラの野洲工場などもある。野洲駅北口からは近江鉄道バスの路線が発着している。

野洲

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南口は野洲市役所への最寄で、ロータリーの規模は北口よりも大きく、バスの発着も多い。南口からは近江鉄道バス、滋賀交通、野洲コミュニティバスの路線が発着している。


JR野洲駅の2014年度の乗車人員は、14,049人で、10年前の2004年度のデータよりも5%ほど増加している。定期利用者は10,113人で、こちらも4%強の増加となっている。定期比率は70%を越え、定期利用者が多い。朝夕には新快速が毎時4本以上運転され、データイムも毎時3本運転されており、普通はほぼ終日ベースで毎時4本は運転されているので、利便性は高い。京都、大阪方面への利用者が多く、今後は横ばいに転じていくと見られるが、多少の伸びは期待できそうだ。

  

鉄道コム

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