関西各駅探訪第172回~大阪モノレール門真市駅~

【京阪と連絡する大阪モノレール南部の拠点はパナソニックの城下町】

門真市

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大阪モノレール門真市駅は、大阪府門真市にある。大阪モノレール南側の終点で、京阪本線門真市駅と連絡している。1997年8月22日の南茨木~門真市間延伸時に開業した。大阪モノレールは、蛍池から近畿自動車道(中国自動車道)、府道2号線中央環状線と並行して走っており、門真市付近でも並行している。京阪の西三荘付近にパナソニックの本社があり、門真市駅付近にもパナソニックの工場があり、以前ほどではないが、企業城下町の様相を呈している。このため、大阪モノレールも同社へ通勤する人で朝夕ラッシュ時には混雑する。

門真市駅は1997年(平成9年)8月22日に大阪モノレール線南茨木〜当駅までのの延伸とともに開業した。2006年(平成18年)2月1日にPITAPAなどICカードの利用が可能になった。2019年(令和元年)9月14日に可動式ホーム柵の使用を開始した。

門真市

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大阪モノレール門真市駅はホーム1面2線で、可動式ホームドアはないものの、ホーム柵が設けられており、乗降口のみ常に開放されている状態である。大阪空港方面からの電車は1番線に到着し、一旦南側の引き上げ線に入り、2番線に入線して大阪空港方面へ出発する。引上げ線は3線設けられており、将来南部への延伸時には、2線が本線となる。ホーム階は地上3階に位置しており、改札階へは上下エスカレータとエレベータを完備しており、バリアフリーにも対応している。

門真市

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改札は1ヶ所のみで、ICカード対応の自動改札を完備している。有人改札で定期券の販売も行っている。改札ではレンタサイクルの受付も行っており、改札内に自転車が置かれている。改札外にはセブンイレブンモノウェルのコンビニもある。

門真市

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改札階にはモノレール文庫、モノレール美術館、モノギャラリー、モノラウンジ、モノドリンクのスペースが設置されている。これは大阪モノレール各駅にも設置されており、モノラウンジでは無料の無線LAN接続サービスや有料のインターネット用パソコンも設置されている。

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こちらは門真市駅のモノギャラリー。沿線住民からの公募で無料で展示されている。

門真市

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門真市駅には京阪門真市と共用する形でロータリーが設置されている。ロータリーはモノレール門真市駅の南西側に位置している。北側は京阪本線が走っており、西側は近畿自動車道、中央環状線の高架が走っているため、駅周辺はあまりスペースがない。バス路線は京阪バスの地下鉄門真南行きが平日1日1便のみ運行されている。京阪門真市駅とはデッキで結ばれており、改札間の移動は容易で、モノレール各駅の中では乗り換えしやすい方である。

大阪モノレール門真市駅の2015年度1日あたりの乗車人員は10,547人で、うち定期利用者は4,732人となっている。定期比率は44.9%で、50%を割る低い数字となっている。10年前の2005年度には、10,176人の乗車人員で、定期利用者は4,791人だった。乗車人員は3.6%増加しており、鉄道利用者が減少している中では健闘している。定期利用者は1.2%減少しているが、逆に定期外利用者は8%伸びている。

  

鉄道コム

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