関西各駅探訪第53回~大阪高速鉄道蛍池駅~

大阪高速鉄道蛍池駅

蛍池

【阪急との連絡で空港から梅田まで速達輸送】

1.概要
 大阪高速鉄道蛍池駅は大阪府豊中市にあり、阪急宝塚線蛍池駅と連絡している。大阪モノレールの駅ナンバーは12である。蛍池は長らく阪急宝塚線からの空港アクセス駅となっていたが、大阪モノレール開業により空港への連絡駅へと変貌している。

1997年(平成9年)4月1日 に大阪モノレール線が大阪空港駅までの延伸された時に開業した。

2.駅周辺
阪急宝塚線と連絡している。ルシオーレと言われる複合施設があり、図書館などが入っている。府立刀根山高校への最寄駅で、国立病院機構刀根山病院などもある。大阪空港へは徒歩20分ほどで、大荷物などがなければ歩ける範囲ではあるが、今は阪急からモノレールに乗り換える人が多い。

蛍池

3.駅構内
 大阪モノレール各駅と同様に1面2線の構造となっている。改札は1ヶ所で、阪急宝塚線とは連絡通路を介しての乗り換えとなる。阪急との連絡改札などはない。モノレール各駅と同様に、改札階には椅子などが置かれ、電車を待つ間の憩いの場が提供されている。また、レンタサイクルも設置されている。西口では複合施設ルシオーレと連絡橋でつながっている。

蛍池

4.バス路線
 阪急バスと空港リムジンバスが発着している。阪急バスは豊中病院線、阪北線、豊中西宮線の3系統が発着している。各路線とも運行本数はあまり多くない。毎時1本程度の運行となっている。大阪空港から関西空港へのリムジンバスは毎時2本程度が運行されている。

蛍池

5.利用状況
 2013年度の1日あたりの乗車人員は11,329人で、うち定期利用が3,526人となっている。定期外利用が多いのは大阪空港への輸送が多いということだろう。その大半は阪急宝塚線からの乗り換え客と思われる。2003年度の1日あたりの乗車人員は8,702人だったので、3割ほど利用者が増えている。ちょうど2003年頃に阪急宝塚線の優等列車が蛍池に停車するようになり、利用者が定着してきたことが大きい。

蛍池

6.ダイヤ
 データイムは10分毎の運転となっている。朝ラッシュ時7~8分毎の運転、夕方ラッシュ時はデータイムと同じ10分毎の運転となっている。最終電車は門真市方面が23時52分の南茨木行き、門真市行きの最終は23時33分となっている。大阪空港方面は23時55分の大阪空港行きとなる。

  

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