【関西各駅探訪第150回】~阪神本線梅田駅~

【勝てば六甲おろしを大合唱!聖地阪神甲子園球場への玄関口~】

梅田

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阪神本線大阪梅田駅は、大阪市北区にある。梅田の中心部に駅があり、地下鉄御堂筋線梅田駅にも近く、東梅田駅や西梅田駅も各線よりかは近くにあり乗換は非常に便利である。同じ梅田駅ながら、阪急大阪梅田とはかなり離れており、乗り換えるにはかなり歩かなければならない。駅の上には、阪神百貨店があり、現在改装工事中である。以前は、地下2階のホームから地下1階に上がると、阪神百貨店のフードコートがあり、名物のいか焼きなど、軽食が楽しめた。阪神のいか焼きは有名で、並ぶのが嫌いな大阪人が並んででも買うほどの人気である。現在は、阪神百貨店地下1階の食料品売り場で営業している。

大阪梅田駅は1906年(明治39年)12月21日にそれまでのターミナルだった出入橋駅より路線を延ばす形で、梅田駅として開業した。1939年(昭和14年)3月21日に地下化され、現在地に移転した。2010年(平成22年)3月に駅構内にある全てのLED方式の発車案内板の種別表示がフルカラー化された。2014年(平成26年)4月1日に駅番号を導入した。2015年(平成27年)12月19日から西改札北側の東西自由通路を閉鎖。西改札側コンコースの南側を分断し、仮設東西自由通路を開設。西改札には4番線降車ホームのみ独立した出口専用改札を設置した。2018年(平成30年)6月1日に南出口新設した。2019年(令和元年)10月1日に駅名を大阪梅田に変更した。2021年(令和3年)2月6日に閉鎖していた西改札北側の東西自由通路を再開、仮設東西自由通路と4番線降車ホーム出口専用改札を閉鎖した。

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阪神百貨店名物のいか焼きは、阪神大阪梅田駅4番線側を上がったところに入口があった。イカ焼きを求める人で、長蛇の列ができていた。

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阪神大阪梅田駅はホーム5面4線の頭単式ホームで、昼間は2番線から4番線を使用し、1番線は朝ラッシュ時と夜間の一部の列車が使用する。また、野球開催時に運転される臨時列車も1番線から発着する。

1605F臨時特急梅田

1番線に到着し、試合観戦帰りの阪神ファンを降ろす1605F臨時特急。1番線は現在、乗降分離になっているが、ホーム改良工事後には、乗降ホームは1つになる予定。
山陽5630F/梅田2番線は直通特急、特急が主に発着する。早朝深夜の一部直通特急は1番線から発着するものもある。ホーム改良後は、1番線側の乗車用ホームは拡張される予定。ホームドアの設置も予定されている。

8241F急行西宮3番線は急行、区間急行が発着する。現3番線は、改良工事で撤去の予定。北側への拡張が行われるため、現3番線はホーム拡張に充てられる予定。

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4番線は普通が発着する。4番線ホームは現在、6両編成対応化のため工事が始まっている。

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改札は2ヶ所あり、東口はホームと同レベルの地下2階にあるメイン改札で、駅長室なども東口改札付近に設けられている。ICカードの普及により最近は減少しているが、甲子園までの往復切符を販売する自動券売機も設置されている。

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百貨店口は阪神百貨店や大阪駅中央口に近く、サブメインとも言える改札である。百貨店口、西口は地下1階にある。

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西口は百貨店口とは反対側にある改札で、地下鉄西梅田駅やJR北新地駅、JR大阪駅桜橋口へはこの改札が便利である。西口付近はハービス梅田等西梅田の再開発地区がある。

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4番線降車ホームの西側には現在出口専用の改札がつながっている。改良工事中は、4番線降車ホーム西側からはここからしか出られない。

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甲子園までの往復きっぷ専用の自動券売機もある阪神梅田駅。甲子園までの観客輸送は阪神電車にとっては、重要顧客のひとつである。

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阪神大阪梅田駅名物の生ジュースの店も健在。京阪が展開しているジューサーバーよりも濃厚なミックスジュースが売り。

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甲子園球場満員の通知を行う案内表示。画面表示だけでなく、自動改札にも甲子園球場の満員情報や雨天中止の案内の張り紙が貼られている。梅田駅駅長室の駅サイトの画面には、阪神タイガースの試合の途中経過も表示される。

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新装なった阪神百貨店とともに阪神梅田駅も新たに南口が設けられて利便性が高まった。

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地上、デッキ、地下へとつながるエレベータが設置された阪神梅田駅南口。

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阪神百貨店に隣接する梅田駅南口。地下では谷町線へのアクセスが便利になり、阪神百貨店名物のスナックコーナーも復活した。

大阪梅田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は95,539人で、うち定期利用者は47,231人となっている。定期比率は50%を切っており、49.4%となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で3.1%減、定期利用者は5.7%減、定期外利用者は0.3%減となっている。定期利用者の減少が大きいが、定期外利用者はそれほど減っていないので、定期利用からICカード利用などへ移行が増えたものと思われる。

  

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