【大川を渡れば北浜駅、駅周辺は中之島公園】
京阪中之島線なにわ橋駅は、大阪市北区中之島にある。2008年10月19日に他の中之島線各駅と同時に開業した。中之島公園内の地下に駅があり、駅舎は建築家安藤忠雄が設計した。ホーム壁面は近くにある大阪市中央公会堂をイメージしたレンガ造りになっている。
なにわ橋駅はホーム1面2線の地下駅で、ホームは地下4階にある。地下2階に改札があり、エスカレータは地下3階で乗り換えとなる。地下1階にはアートギャラリーがあり、地下1階を飛ばして地上に出る階段、エスカレータが設置されている。
改札は1ヶ所のみで、駅員が配置された有人改札となっている。ICカード対応の自動改札が設置されている。
なにわ橋駅の改札付近は吹き抜け風の造りになっており、壁は木目調になっている。
出口は4か所あり、1号出口はエスカレータがあり、一番西側にある。大阪市中央公会堂には近いが、北浜駅からは少し離れている。中之島図書館や大阪市役所に行くには1号出口が便利である。
なにわ橋駅の地下1階にあるアートエリアビーワン
2号出口は中央寄りにあり、イタリア料理店ガーブウィークス等に近い。
3号出口は北側に位置しており、中之島公園に近い。
4号出口は中之島通と堺筋が交差する難波橋付近にある。難波橋で土佐堀川を渡り南へ行くと北浜駅がある。堂島川を渡り北へ進むと西天満に出る。
なにわ橋で土佐堀川を渡ると京阪本線、地下鉄堺筋線の北浜駅がある。
なにわ橋駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、1,203人で、うち定期利用者は345人となっている。定期利用者が極端に少なく、開業の翌年である2009年度では663人あったが、半分近く減少している。降車人員は2014年度で1,604人となっており、乗降の差があり、北浜駅との使い分けがなされているようだ。乗車人員、降車人員ともに2009年度と比べて減少しており、中之島線低調の要因の一つになっている。中之島線では、本線と並行しない中之島、渡辺橋では利用者を伸ばしているが、本線と並行する大江橋となにわ橋は利用者が減少している。中之島線のダイヤが変更毎に減便や優等列車削減などが行われているので、利便性も落ちており、利用者を増やしていくのは至難の業の状況となっている。
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