【アウトレットとインバウンドの恩恵で利用者増】
JR関西空港線、南海空港線のりんくうタウン駅は大阪府泉佐野市にある。関西空港へ向かう途中両線が交わるポイントに駅が設けられている。ちょうど関西空港連絡橋の手前に位置している。連絡橋からはJR、南海が線路を供用しており、りんくうタウン~関西空港間は、新関西国際空港が第3種鉄道事業者、JR西日本と南海が第2種鉄道事業者となっており、上下分離方式の形になっている。りんくうタウン駅は2面4線で、外側の1番線、4番線は南海空港線が使用、内側の2番線、3番線はJR関西空港線が使用している。JRは関空快速が停車し、関空特急はるかは全て通過する。南海はラピートα以下全ての電車が停車する。
りんくうタウン駅は1994年(平成6年)6月15日にJR関西空港線および南海空港線の開通と同時に、両線の共同使用駅として開業した。1995年(平成7年)4月20日ダイヤ改正で、JR関西空港線で関空特快ウィングの運転を開始。同列車の停車駅となった(1999年5月10日ダイヤ改正で廃止)。2003年(平成15年)2月22日ダイヤ改正で、南海空港線の特急ラピートα・βが停車するようになり、南海空港線全列車の停車駅となった。同年11月1日にJR西日本でICカードICOCAの利用が可能となった。2006年(平成18年)7月1日に南海でICカードPiTaPaの利用が可能となった。2012年(平成24年)4月1日に南海で駅ナンバリングが導入された。2018年(平成30年)3月17日にJR西日本で駅ナンバリングが導入された。同年9月4日に台風21号の影響で関西国際空港連絡橋にタンカーが衝突し、連絡橋が損傷したため南海・JRともに不通となり、営業休止となった。9月8日に日根野駅・泉佐野駅から当駅までの営業を再開した。りんくうタウン駅から関西空港までは臨時シャトルバスが運転される体制となった。9月18日に関西空港駅が営業再開し、通常運転に戻り、臨時シャトルバスの運行も終了した。
出口は南北に2ヶ所あり、南側はりんくうアウトレット方面へ行くことができる。北側には空港利用者などのためのホテルなどが入るりんくうゲートタワービルがある。
駅の北口。りんくうゲートタワービルには駅からデッキで直結している。
改札は1ヶ所のみで、南海が駅を管轄している。JRのみどりの窓口も設置されているが、改札は南海が担当しており、自動改札の仕様も南海の仕様となっている。
駅の高架下には、飲食店が並ぶりんくう横丁がある。
南海は特急ラピートが速達型のαも主要駅停車タイプのβも両方停車する。
駅構内は2面4線で、関西空港方で、JR関西空港線と南海空港線が合流する。日根野・泉佐野方では、JR関西空港線が一段高い高架に上がり、南海空港線下り線を跨いで直進する。南海空港線は左にカーブして泉佐野駅へと向かう。
関西空港方には折り返し運転に備えて上下線間に渡り線が設けられている。
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