【関西各駅探訪第713回】京福電気鉄道北野線常盤駅

常盤

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【源常が山荘を構えていたということから常盤という地名になった】

京福電気鉄道北野線常盤駅は京都市右京区にある。常盤と言えば、常盤御前を思い浮かべるが、当駅は平安時代初期の公卿源常(みなもとのときわ)が当駅付近に山荘を構えていたことが由来となっている。昼間時は毎時6本10分毎の運転で、平日朝夕ラッシュ時も同様に毎時6本10分毎の運転となっている。常盤駅は1926年3月10日に嵐山電鉄北野線の駅として開業した。1942年3月2日に京福電気鉄道の駅となった。

常盤

駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は2両分ある。通常時は単行運転だが、行楽シーズンなどには2両編成で運転されている。

常盤

出口は上下ホームそれぞれにある。新丸太町通が北側を走っており、踏切がある。

常盤

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ホーム真ん中寄りにも出口が設置されている。駅前には駐輪場が設置されている。当駅から次の鳴滝までは複線化されている。

常盤

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駅ホームに設置されているベンチは勾配のため少し傾いている。壁面には嵐電名物さくらのトンネルを行く電車の写真が飾られている。

常盤

駅に設置されている雨水タンクに溜まった水が、駅の鉢植えの水などに使用されている。

常盤 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 706 142 564 20.1%
2006年度 654 240 414 36.7%
対06年度比 108.1% 59.2% 136.3%  

常盤駅の2016年度1日あたりの乗車人員は706人で、うち定期利用者は142人となっている。定期比率は20.1%で、定期利用者は少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で8.1%増、定期利用者は40.8%減、定期外利用者は36.3%増となっており、定期利用者は大幅に減っているが、定期外利用者が増えている。

  

鉄道コム

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