【関西各駅探訪第715回】阪急神戸本線、甲陽線夙川駅

夙川

【風光明媚な甲陽線連絡駅】

阪急神戸本線、甲陽線夙川駅は兵庫県西宮市にある。神戸本線と甲陽線が分岐する駅で、特急以下全ての電車が停車する。駅構内で夙川を跨いでおり、松並木が立ち並ぶ風光明媚な景色が展開され、春には桜が咲き誇る名所となっている。南側にはJR神戸線さくら夙川駅があり、競合している。さらに夙川を下ると阪神香櫨園駅もある。昼間時は特急と普通が毎時6本10分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上りは7時台に特急4本、通勤特急4本、通勤急行3本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時は特急と通勤急行がそれぞれ毎時6本10分毎に運転されている。

夙川

夙川駅は1920年7月16日に神戸本線全通とともに開業した。1924年10月1日には甲陽線が開業した。1987年12月14日ダイヤ改正で快速急行停車駅となった。それ以前は西宮北口以遠各駅に停車する急行のみが停車していた。2006年10月28日ダイヤ改正で特急、通勤特急が停車するようになった。

夙川

駅構内は神戸線が対向式ホーム2面2線で、甲陽線ホームは神戸線上りホームとT字の形に配置されており、1面1線を使用する。

夙川

神戸三宮方に引上げ線があり、甲陽線電車の入出庫に使用される。

夙川

甲陽線回送電車はここで折り返して短絡線を通って甲陽線に入る。

夙川

ホームは盛り土にあるため、駅舎より一段高い位置にある。上下ホーム間は地下道で結ばれており、下りホームから甲陽線ホームへも地下道を通らなければならない。地下道にはエレベーターも設置されている。

夙川

上りホームと甲陽線ホームは合流部が広くなっており、構内に成城石井や定期券売り場などがある。

夙川

ホーム上に池が設けられており、池には鯉が泳いでいる。

夙川

改札は2ヶ所あり、南改札がメインとなっている。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

夙川

北改札は自動改札機のみが設置されており、自動券売機の設置はない。

夙川

北改札から外へ出るには、甲陽線短絡線の踏切を渡らなければならない。

夙川

南口がメインでロータリーが設置されており、駅前には山手幹線が走っている。ここから徒歩5分ほどの距離にJRさくら夙川駅がある。

夙川

南口はロータリーがあり、阪急バスやタクシーが発着している。

夙川

すぐそばを夙川が流れており、市民の憩いの場になっており、散策やランニングをする人で賑わっている。

夙川 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 16,945 8,500 8,445 50.2%
2006年度 16,408 8,342 8,066 50.8%
対06年度比 103.3% 101.9% 104.7%  

夙川駅の2016年度1日あたりの乗車人員は16,945人で、うち定期利用者は8,500人となっている。定期比率は50.2%で、定期利用者が半数ちょっととなっている。10年前の2006年度と比較すると全体で3.3%増、定期利用者は1.9%増、定期外利用者は4.7%増となっている。

  

鉄道コム

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