【関西各駅探訪第538回】JR和歌山線高野口駅

高野口

【かつての高野山の玄関口も今は高野線に至るアクセスはない】

JR和歌山線高野口駅は、和歌山県橋本市にある。高野口という名前が付いているが、高野山へは程遠く、連絡する交通機関もタクシーしかない。開業当初は、高野山への入口という意味合いもあったが、後には高野口町の駅と言う意味合いの方が強くなっていた。その高野口町も橋本市に合併され、駅名のみが残っている。高野口駅は1901年3月29日に紀和鉄道の名倉駅として開業した。1903年1月1日に高野口駅に改称された。関西鉄道を経て、1907年10月1日国有化された。

高野口

駅構内は対向式ホーム2面2線の行き違い駅となっている。ホーム有効長は20m級車両6両分あるが、現在の和歌山線電車は4両が最大となっている。上下ホーム間には陸橋があり、和歌山方面行きホーム側に駅舎がある。

高野口

改札は1ヶ所で、委託型の有人改札となっている。自動改札機はなくICカードの利用はできない。227系投入が予定されており、車載型のICカードリーダーが設置される。

高野口

駅舎はかなり古く歴史を感じさせる造りになっている。

高野口

待合室もあり、駅の規模にしてはかなり広く取られている。

高野口

駅前にはタクシー乗り場があり、ここからタクシーで高野山にも行けるがかなり遠いので、利用には注意する必要がある。

高野口

 

高野口駅の2016年度1日あたりの乗車人員は688人で、うち定期利用者は552人となっている。定期比率は80.2%で、8割以上が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で20.8%減、定期利用者は21.3%減、定期外利用者は19.0%減となっている。

  

鉄道コム

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