【関西各駅探訪第627回】近鉄吉野線越部駅

越部

【駅付近に吉野川が流れる長閑な雰囲気の駅】

近鉄吉野線越部駅は奈良県吉野郡大淀町にある。吉野線内各駅に停まる急行が停車する。行き違い設備を有しており、特急が運転停車することもある。越部駅は1927年7月1日に吉野鉄道の駅として下市口〜吉野(現在の六田)間に新設された。会社合併などの変遷を経て、1944年6月1日から近畿日本鉄道の駅となった。1965年には行き違い設備が整備された。2011年10月1日から無人化されている。

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駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。

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上下ホーム間は構内踏切で結ばれており、下りホーム側に駅舎がある。ホームから改札へはスロープが設置されている。

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改札は1ヶ所で、ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。

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出口も1ヶ所で、北側にのみ出られる。駅前は狭くバスの乗り入れはない。駅近くを国道169号線が走っており、奈良交通や大淀町のコミュニティバスが走っている。

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駅の南側は吉野川が流れており、対岸へ行くには西側にある橋を渡るしかない。

越部駅の2016年度1日あたりの乗車人員は443人で、うち定期利用者は384人となっている。定期比率は86.7%で、9割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で21.7%増、定期利用者は26.3%増、定期外利用者は1.8%減となっている。

  

鉄道コム

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