【岩出市の中心駅だが賑やかなのはロードサイド】
JR和歌山線岩出駅は和歌山県岩出市にある。岩出市の中心駅で、国鉄時代に運転されていた急行は通過していたが、現在は快速停車駅で、一部普通列車が当駅で折り返している。昼間時は毎時2本の運転で、概ね30分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時和歌山方面へは7時台に3本、8時台に2本が運転されている。平日夕方ラッシュ時橋本方面へは、18時台に2本、19時台に快速1本、普通2本が運転されている。岩出駅は1901年10月10日に紀和鉄道の大宮仮停車場として開設された。1902年3月1日に大宮駅に昇格、同4月1日に岩出駅に改称された。1904年8月27日関西鉄道の駅となり、1907年10月1日に国有化された。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。
上下ホーム間は陸橋で結ばれているが、エレベータなどの設置はなく、バリアフリーには対応していない。
駅舎は上り橋本方面行きホーム側にある。改札は有人で、自動改札機の設置はなく、自動券売機のみが設置されている。
みどりの窓口も設置されており、新幹線や特急など長距離きっぷの購入もできる。駅舎内にはコインロッカーも設置されている。
出口は1ヶ所のみで、駅の北側にのみ出られる。駅付近にロータリーはないが、タクシーは常駐している。
駅近くに和歌山バス那賀、紀の川コミュニティバス、岩出市巡回バスの路線バスのバス停がある。
駅の西側には駐輪場がある。駅周辺には店舗などは少なく、国道24号線沿いなどロードサイド沿いが発展している。
国宝の大塔などがある根来寺への最寄駅となっているが、駅からはかなり離れており、タクシーなどを利用するしかない。駅には根来寺の石碑がある。
岩出 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 2,058 | 1,669 | 389 | 81.1% |
2006年度 | 1,923 | 1,518 | 405 | 78.9% |
対06年度比 | 107.0% | 109.9% | 96.0% |
岩出駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,058人で、うち定期利用者は1,669人となっている。定期比率は81.1%で、定期利用者が8割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で7.0%増、定期利用者は9.9%増、定期外利用者は4.0%減となっており、定期利用者は増加している。