【関西各駅探訪第653回】JR関西本線島ヶ原駅

島ヶ原

【古びた木造駅舎が歴史を感じさせる】

JR関西本線島ヶ原駅は三重県伊賀市にある。JR関西本線加茂~亀山間は急行かすがが姿を消して以降、普通列車のみの運転となっている。かつては島ヶ原村にあったが、市町村合併で伊賀市の駅となった。普通列車は昼間時は毎時1本の運転、朝夕の時間帯は毎時2本の運転となっている。島ヶ原駅は1897年11月11日に関西鉄道の駅として開業した。1907年10月1日に国有化されて国有鉄道の駅となった。

島ヶ原

駅構内は対向式ホーム2面2線の行き違い駅で、国鉄時代に長編成列車が運転されていたこともあり、ホーム有効長は長いが、現在はキハ120系2両編成が最大となっている。上下ホーム間は跨線橋で結ばれている。

島ヶ原

改札は1ヶ所で簡易委託駅で、早朝と夜を除いて駅員が配置されている。自動改札機、自動券売機の設置はなく、きっぷは窓口で購入できる。

島ヶ原

出口は1ヶ所で東側にのみ出られる。

島ヶ原

駅前は広く、ロータリーもあり、三重交通のバス路線やタクシーが乗り入れている。

島ヶ原駅の2016年度1日あたりの乗車人員は142人で、うち定期利用者は112人となっている。定期比率は78.8%で8割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で41.5%減、定期利用者は44.1%減、定期外利用者は29.1%減となっている。

  

鉄道コム

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