【春には桜が咲き誇る昔ながらの木造駅舎を持つ駅】
JR関西本線佐那具駅は三重県伊賀市にある。伊賀上野の一つ東側にある。駅構内には桜の木があり、春には満開の桜の下を列車が発着する。佐那具駅は1897年1月15日に関西鉄道の駅として開業した。1907年10月1日には国有化され、1909年10月12日に線路名称制定により、関西本線の駅となった。
駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長はかなり長いが、関西本線の列車は最大2両編成での運転となっている。
下り奈良方面行きホーム側に駅舎があり、上下ホーム間は跨線橋で結ばれている。
改札は有人で委託駅となっている。自動改札機や自動券売機の設置はなく、ICカードの利用もできない。
待合室には関西本線などで活躍したSLの写真が飾られている。
出口は1ヶ所で、駅南側にのみ出られる。駅前からは三重交通のバス路線が発着している。
柘植川を挟んで南側に国道25号線が走り、さらにその南側に名阪国道が走っている。
上り亀山方面行きホームには桜の木が植えられており、春になると満開の桜の中を列車が発着する光景が見られる。
佐那具駅の2016年度1日あたりの乗車人員は139人で、うち定期利用者は107人となっている。定期比率は76.5%で、8割弱が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で28.9%減、定期利用者は31.4%減、定期外利用者は19.1%減となっている。