【関西各駅探訪第423回】近鉄大阪線川合高岡駅

川合高岡

【道を挟んで至近距離にJR名松線一志駅がある】

近鉄大阪線川合高岡駅は三重県津市にある。伊勢中川の1つ手前の駅で、普通しか停まらないローカルな駅である。道路を挟んで近くにJR名松線の一志駅があるが、名松線列車は近鉄にも増して運転本数が少ないので、連絡や競合の関係にはない。川合高岡駅は1930年11月19日に参宮急行の駅として開業した。その後、合併により、1941年3月15日に関西急行、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。

川合高岡

ホーム2面2線で、構内踏切があり、駅舎は上り2番線側にある。ホームから改札や構内踏切へはスロープが設けられ、バリアフリーにも対応している。

川合高岡

駅の前後では線路がカーブしており、伊勢中川方面へ進路を変えているのがわかる。川合高岡の手前から真っすぐ東へ走り、久居まで短絡線を造る構想があったが、それも今は昔の話だ。

川合高岡

改札は1ヵ所で、ICカードリーダーが設置されているが、無人化されている。

川合高岡

自動券売機もなく、乗車票の発行機が置かれているだけである。

川合高岡

出口も1ヵ所で、駅前に小さなロータリーがあり、三重交通のバスが発着している。無料の駐輪場もある。

川合高岡

駅前には県道58号線が走っており、これを渡って少し歩くとJR名松線の一志駅がある。

一志

川合高岡駅から徒歩圏内にある一志駅。双方の路線とも運転本数が少なく、名松線と大阪線ではさらに運転本数に格差があり、連絡機能や競合関係にあるとは言い難い。

川合高岡駅の2016年度1日あたりの乗車人員は649人で、うち定期利用者は481人となっている。定期比率は74.2%で、定期利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で8.7%増、定期利用者も8.4%増、定期外利用者も9.5%増となっている。

  

鉄道コム

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