【関西各駅探訪第618回】南海高野線紀伊神谷駅

紀伊神谷

【南海で最も利用者が少ない秘境駅は有人駅】

南海高野線紀伊神谷駅は、和歌山県伊都郡高野町にある。極楽橋の一つ手前の駅で、山間部の秘境駅の様相が強い駅の一つである。行き違い設備を有しており、極楽橋を出て当駅にて行き違う電車も多い。利用者は年々減っており、元々三桁に届かぬほどの利用者数だったが、近年は一桁の数字が見え隠れするほど減ってきている。紀伊神谷駅は1928年6月18日に高野山電気鉄道の神谷駅として開業した。1930年3月1日に現在の駅名である紀伊神谷駅に改称された。

紀伊神谷

駅構内は1面2線の行き違い駅で、ホーム有効長は16m級車両4両分となっている。

紀伊神谷

極楽橋方はトンネルになっており、トンネルから出るとすぐに分岐器があり、駅構内はカーブしているため、電車はゆっくり入線する。

紀伊神谷

改札は1ヶ所で、橋本方にある。ホームから改札へは構内踏切を渡らなければならない。

紀伊神谷

かつては有人駅だったが、現在は無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

紀伊神谷

出口は1ヶ所で、駅周辺には何もない。商店はおろか民家もない。まさに人里離れた秘境駅である。

  

鉄道コム

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