【特急はまかぜも発着する松葉ガニの名産地】
JR山陰本線香住駅は兵庫県美方郡香美町にある。特急はまかぜも停車する主要駅で、当駅始発終着とする列車もある。周辺は松葉ガニで有名な地域で冬にはカニカニはまかぜなどが運転されている。列車は概ね毎時1本の運転で、特急はまかぜは3往復が運転されている。前述したように冬期などにはカニカニはまかぜ1往復が臨時列車として運転されている。また多客期にはカニカニはまかぜと同じスジで臨時はまかぜが運転される。
香住駅は1911年10月25日国鉄播但線城崎から当駅までの延伸とともに開業した。1912年3月1日に山陰本線が浜坂から当駅まで延伸開業し、播但線福知山~和田山~当駅までの間が山陰本線に編入され、山陰本線単独の駅となった。1974年10月1日に貨物の取り扱いが廃止された。
駅構内は地上ホーム2面3線で、上下ホーム間には地下道が設置されている。駅舎の反対側には側線が数本ある。
ホーム有効長は20m級車両6両分以上ある。かつて10両編成の寝台特急出雲が運転されていたので、ホーム有効長は長い。
改札は有人改札で自動改札機の設置はなくICカードの利用はできない。
自動券売機、みどりの窓口が設置されている。
出口も1ヵ所で駅北側に出られる。駅のあちこちにカニのオブジェがあり、カニの町をアピールしている。
駅前にはロータリーがあり、香美町町民バス、夢但馬周遊バスが乗り入れている。
駅前には香住観光協会モ設置されている。北側には香住浜海水浴場があり、周辺には民宿が点在しており、カニの季節には観光客でにぎわう。
香住 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 388 | 220 | 168 | 56.7% |
2006年度 | 696 | 370 | 326 | 53.2% |
対06年度比 | 55.7% | 59.5% | 51.5% |
香住駅の2016年度1日あたりの乗車人員は388人で、うち定期利用者は220人となっている。定期比率は56.7%で、定期利用者は6割弱となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で44.3%減、定期利用者は40.5%減、定期外利用者は48.5%減となっており、利用者は大幅に減少している。