【ひらがなで読むと2文字のもず。漢字ではなんでか3文字】
JR阪和線百舌鳥駅は堺市堺区にある。普通のみが停車する駅で、天王寺方面へは隣の三国ヶ丘で快速に乗り換えとなる。ひらがなでは、もずの二文字だが、漢字表記は百舌鳥の三文字になる難読駅名である。周辺には百舌鳥古墳群があり、仁徳天皇陵への最寄駅にもなっている。百舌鳥駅は1929年7月18日に阪和電気鉄道の仁徳御陵前停留場として開業した。1938年には百舌鳥御陵前停留場に改称され、1940年12月1日には阪和電気鉄道が南海に合併されて南海山手線の停留場となった。1944年5月1日に国有化されて、阪和線の百舌鳥駅となった。
駅構内はホーム2面2線で、普通のみ停車のため、ホーム有効長は20m級車両6両分までとなっている。
改札は上下ホームにそれぞれ設置されている。上り線側に駅係員が常駐している。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。上り線側西口改札にはみどりの券売機が設置されている。
下りホーム側は昼間時は無人となり、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口はそれぞれの改札にあるだけで、いずれも日根野方のみにある。東口付近は狭く、駅前には駐輪場はあるが、車は1台通れるかどうかといったところだ。駅周辺には商業店舗が並んでいる。
駅周辺は狭く、ロータリーはない。駅前の道路上に南海バスのバス停があり、堺東駅方面への路線が運行されている。
ホームから改札へはスロープが設けられてバリアフリーに対応している。
百舌鳥駅の2016年度1日あたりの乗車人員は3,960人で、うち定期利用者は2,785人となっている。定期比率は70.3%で、定期利用者は多い。10年前の2006年度と比較すると全体で1.8%増、定期利用者は5.3%増、定期外利用者は5.5%減となっている。