【かの名捕手を生んだ峰山は丹鉄の中心駅の一つ】
京都丹後鉄道宮豊線峰山駅は京都府京丹後市にある。峰山と言えばプロ野球南海ホークスの名捕手として活躍し、ヤクルトスワローズの監督としてチームを日本一に導いた野村克也氏のふるさととして有名である。峰山駅は1925年11月3日に鉄道省の駅として開業した。1926年12月25日に網野までの延伸が開業し、中間駅となった。1987年4月1日の国鉄分割民営化で、一旦JR西日本の駅となったが、1990年4月1日に第三セクター北近畿タンゴ鉄道に移管され、同社の駅となった。2015年4月1日にはWILLERTRAINSへの経営移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となった。
ホーム2面3線の橋上駅舎で、1番線が対向式ホームで下り豊岡方面、2番線、3番線が島式ホームで上り宮津方面となっている。
改札は橋上駅舎に1ヶ所あり、有人改札になっている。切符の購入はもちろん特急券の購入もできる。
自動改札機はなく、ICカードの利用はできない。自動券売機は設置されている。
出口は2ヶ所で、西口がメインとなっており、ロータリーがある。丹後海陸交通の路線バスが発着し、大阪方面への高速バスも発着している。
西口の駅前には飲食店もあり、少し離れているが、食料品スーパーなどもある。
駅前には市営の駐輪場が設置されている。
東口は国道482号線に面している。駅周辺は狭くバスやタクシーの乗り入れはない。この国道沿いに量販店などの店舗は集中しており、駅周辺は必ずしも街の中心とはなっていない。
峰山駅にはエレベータは設置されていないため、車いす用の出入口が設置されている。
この辺りは丹後ちりめんの本場である。
峰山駅の2016年度1日あたりこ乗車人員は284人で、うち定期利用者は175人となっている。定期比率は61.5%で、定期比率は高い。10年前の2006年度と比較すると全体で23.2%減、定期利用者は0.3%減、定期外利用者は42.2%減となっており、定期利用者は微減だが、定期外利用者の減少幅が大きい。