【関西各駅探訪第458回】JR北陸本線河毛駅

河毛

【浅井長政とお市の方が見守る湖北の駅】

JR北陸本線河毛駅は滋賀県長浜市にある。かわけと読む。長浜から各駅に停まる新快速が毎時1本運転され、京阪神へ直通できる。昼間時は新快速が毎時1本、朝は6時台上りが3本、夕方は毎時2本の運転となる。河毛駅は1882年3月10日に官営鉄道長浜〜柳ヶ瀬間の開通とともに開業した。1886年5月1日に一旦廃止になった。1954年8月1日に国鉄北陸本線の駅として開業した。2006年10月21日の北陸本線長浜〜敦賀間の直流電化により、京阪神に直通する新快速が停車するようになった。

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駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は4両編成分となっている。

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駅舎は上り線側にあり、無人化されている。自動改札機はないが、ICカードリーダーが設置されており、ICカードの利用が可能である。自動券売機は設置されているが、みどりの窓口はない。

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下り線ホームにもICカードリーダーが設置されており、駐車場側に出ることができる。こちらの駅前には広大な駐車場が広がっている。

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駅にはコミュニティハウスが併設されている。観光案内所もあり、駅業務の委託が行われている。

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駅前にはロータリーがあり、湖北町のコミュニティバスが発着している。

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ロータリーには浅井長政公とお市の方の銅像がある。駅周辺には浅井長政の居城小谷城跡がある。

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駅舎内にあるコミュニティハウスでは観光案内所があり、土産物などが販売されている。

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コミュニティハウスではレンタサイクルもやっており、駅周辺の観光に利用することができる。

河毛駅の2016年度1日あたりの乗車人員516人で、うち定期利用者は361人となっている。定期比率は70.0%で、大半が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で26.5%増、定期利用者は17.2%増、定期外利用者は55.5%増と大幅に増加している。2006年度の北陸線長浜~敦賀間に直流電化により新快速が直通し、利用者増に結び付いたものと思われる。

  

鉄道コム

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