【山内一豊・千代の像が見守る駅】
JR北陸本線坂田駅は滋賀県米原市にある。1931年9月15日に法性寺駅として開業した。1940年11月1日にいったん営業休止し、1954年8月1日に営業を再開した時に現在の駅名である坂田に変更された。普通のみが停車し、大半は米原から先京阪神に直通する新快速となっている。
対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は8両分しかない。このため、新快速は米原で4両もしくは8両を切り離して8両以下で運転されている。
駅舎はなく、近江母の郷コミュニティハウスが駅舎替りになっている。ICカードリーダーが設置され、簡易式の自動券売機も設置されている。駅は無人化されており、みどりの窓口などもない。
出口は2ヶ所あり、上下線間は地下道で結ばれており、上りホーム側に近江母の郷コミュニティハウスやロータリーがある。
下り側はホーム横にあるプレハブ小屋にICカードリーダーや簡易式自動券売機が設置されている。
上下ホームともエレベータなどの設置はないが、ホームまでのアクセスにはスロープがあり、バリアフリーにも対応している。
駅前にはロータリーがあり、湖国バスが米原や木ノ本方面に路線を運行している。
ロータリーの中心部には山内一豊・千代の像がある。
坂田駅の2015年度1日あたりの乗車人員は623人で、うち定期利用者は454人となっている。定期比率は72.9%となっており、定期利用が多い。10年前の2005年度と比べると全体で13.3%増、定期利用者は14.6%の増加となっている。定期外利用者も9.7%増加しており、2006年の北陸線長浜~敦賀間の直流電化で新快速の運転が増えて利便性が増したこともあり、坂田駅もその恩恵で利用者が増加しているものと思われる。