【関西各駅探訪第234回~山陽電鉄本線林崎松江海岸駅~】

【駅から海は見えないが林崎松江海水浴場へは徒歩5分】

林崎松江海岸

林崎松江海岸

山陽電鉄本線林崎松江海岸駅は、兵庫県明石市にある。山陽明石から西へ2駅目の駅で、普通のみが停車する。駅から徒歩5分ほどで海岸へ出られる。松江海水浴場も近い。

林崎松江海岸駅は1941年(昭和16年)5月3日に西新町〜藤江間に電鉄林崎駅として開業した。1945年(昭和20年)に空襲のため構内地下道を閉鎖した。1966年(昭和41年)4月30日に駅舎改築、構内地下道の使用を再開した。1988年(昭和63年)10月26日に駅舎を改装した。1991年(平成3年)4月7日に電鉄林崎から林崎松江海岸に改称した。2006年(平成18年)7月1日からICカードPITAPAの利用が可能になった。

林崎松江海岸

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ホーム2面2線で、明石方でカーブしており、かつて折り返し線があったため、上下線はやや離れている。上下線ホームは地下道で結ばれているため、北口から入っても南口から入っても上下どちらのホームへも行けるようになっている。

林崎松江海岸

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駅舎は上下線各1ヵ所ずつあり、どちらにもICカード対応の自動改札機がある。どちらも無人化されているが、どちらかというと上りホームの駅舎の方がやや大きい。どちらの駅舎も三角屋根が特徴である。

林崎松江海岸

林崎松江海岸

下りホーム側の出口付近は自転車置き場があるぐらいで、駅周辺はあまり広くない。昔ながらの駅前食堂などがあり、レトロな雰囲気もある。南側は明石海峡の海があるが、駅周辺は住宅が建て込んでおり、駅から海は見えない。

林崎松江海岸

林崎松江海岸

上りホーム側の駅前はやや広い道路があるが、ロータリーなどはない。駅前には貴崎団地が広がっており、駅周辺は住宅が建て込んでいる。団地の北側には川重明石工場があり、その北側にはJR神戸線が走っており、西明石駅も近い。

林崎松江海岸

林崎松江海岸

駅には松江海水浴場まで西南へ1㎞の看板もある。


林崎松江海岸駅の2014年度1日あたりの乗車人員は2,592人で、うち定期利用者が1,712人だった。定期比率は66.1%で、ICカードなどへの移行がある中では、比較的高くなっている。10年前の2005年度と比べると乗車人員は1.9%減、定期利用者は逆に5.9%増加している。定期外利用者は14.2%も減少しており、定期利用者が堅調なのに対して、定期外利用者の減少が大きい。

  

鉄道コム

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