【関西各駅探訪第350回】~京阪本線京橋駅~

【京橋は♪ええとこだっせ♪京阪電車もおまっせ!】

京橋

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京阪本線京橋駅は大阪市都島区にある。JR大阪環状線、学研都市線、東西線、地下鉄長堀鶴見緑地線が集まる大阪ヒガシのターミナル駅の一つである。京阪本線では快速特急以下の定期列車全てが停車する。1910年4月15日に蒲生駅として開業。開業当初は蒲生1丁目付近に駅が設けられた。京橋の駅名は当初天満橋駅と野田橋駅の間に設置された駅に使用されていたが、開業後すぐに廃止となった。1932年10月30日に国鉄京橋駅の東側に移転。1934年6月1日には急行停車駅となった。戦後1949年10月1日に京橋駅に改称された。1950年9月1日からは特急運転開始に伴い特急停車駅となった。1969年11月30日に高架化が完成し、現在の位置に移転した。1970年4月15日には京阪ショッピングモールが開業、同年11月1日には、蒲生信号所〜天満橋間の複々線化が行われ、京橋駅構内も複々線区間に入った。

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駅構内は2面4線の高架駅で、大阪環状線の高架を越えるため一段高い高架線となっている。このためホームは地上4階にある。

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出町柳方には上下とも急行線(内側を走るA線)、緩行線(外側を走るB線)の間に渡り線がある。淀屋橋方ではA線B線間の渡り線に加えて、上下内側線間に片渡り線がある。

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A線走行列車は基本的に2・3番線から発着するが、ラッシュ時などには1・4番線から発着する列車もあり、交互発着などを行い、淀屋橋、中之島方面へ効率的に列車を捌いている。

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上り出町柳方面行き1・2番線ホームの売店では京橋駅名物のフランクフルトが、販売されている。このフランクフルトは1975年から販売されており、その歴史は長い。

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上り出町柳方面行き1・2番線ホームにはジューサーバーがあり、ミックスジュースなどを販売している。

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改札は中央口、片町口、京阪モール連絡口の3ヶ所ある。中央口がメインの改札で、JR大阪環状線への連絡は中央口が便利である。

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中央口は有人改札で、ICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置され、プレミアムカーのチケット販売所もある。

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中央口改札からホームまでは2階分上がる必要があり、3階部にコンコースがあるが、改札からホームへ直行する長いエスカレーターも設置されている。

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中央口から出ると正面にJR京橋駅の北口がある。京阪京橋駅とJR京橋駅の間はちょうど京阪の高架下になっており、雨の日でも傘を差さずに乗り換えできる。

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中央口には駅前広場はあるが、ロータリーはなく、駅の側道にタクシーが乗り入れるのみとなっている。

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バスは中央口と片町口の間に大阪シティバスのバス停があり、都島方面への路線が運行されている。このほか北側を走る国道1号線にもバス停がある。

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片町口は西側にある改札で、3階コンコースにある。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されているが、プレミアムカーのチケット販売所はない。

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片町口はペデストリアンデッキで、イオン京橋店(旧ダイエー)と繋がっており、さらにJR京橋駅西口やOBPにも繋がっている。学研都市線、東西線への乗り換えは片町口の方が便利である。

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片町口の北側は平地で、東側には大阪シティバスのバス停があり、北側には京橋コムズガーデンがあり、その地下には大阪メトロ長堀鶴見緑地線の京橋駅がある。

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片町口のうちエレベーター専用の改札があり、北側に出口がある。

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京阪モール連絡口は駅構内3階コンコースから直接京阪モールに入れる改札で、ICカード対応の自動改札機のみが設置される簡易的な改札口となっている。

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3階コンコース部には駅ナカの店があり、中央口と片町口の間に数店舗が軒を連ねている。

京橋駅の2016年度1日あたりの乗車人員は84,996人で、うち定期利用者は46,865人となっている。定期比率は55.1%で、半数強が定期利用者となっている。乗車人員では京阪本線でトップの数字を誇っている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.6%減少しており、定期利用者は11.1%減、定期外利用者も9.9%減少している。

  

鉄道コム

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