【さくらの名所郡山城を有する金魚の故郷】
近鉄橿原線近鉄郡山駅は奈良県大和郡山市にある。金魚の飼育で有名な大和郡山市だが、駅近くには郡山城跡があり、桜の名所としても有名である。1921年4月1日に大阪電気軌道畝傍線の郡山駅として開業した。後に大軌郡山に改称され、1941年3月15日には関急郡山に改称された。1944年6月1日には戦時統合により、関西急行鉄道が近畿日本鉄道に吸収され、近畿日本郡山に改称された。戦後暫くは近畿日本郡山駅となっていたが、1970年3月1日に近鉄郡山に改称され、現在に至っている。
駅構内はホーム2面2線で、大和西大寺方に駅舎がある。急行停車駅のため、ホーム有効長は6両分ある。
上下ホームともに改札があり、上下ホーム間には構内踏切もある。
郡山駅は地上駅のためエスカレータやエレベータは設置されていないが、スロープが設けられ、バリアフリーに対応した造りになっている。
改札は2ヶ所で、下り橿原神宮前方面行きの駅舎がメインで駅員が配置されている。ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置され、特急券の販売も行われている。
駅前には小さなスペースがあり、タクシーが常駐している。駅前にはバスの乗り入れはなく、駅近くにあるバスターミナルから発着している。
上り側の改札にもICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されている。
駅近くに郡山城跡があり、桜の名所であるとともに、鉄道ファンには撮影名所としても知られる。
JR大和路線郡山駅は、駅前の商店街を東へ歩き、10分ほどの距離にある。
近鉄郡山駅の2015年度1日あたりの乗車人員は9,884人で、うち定期利用者は6,290人となっている。定期比率は63.6%で、標準的な数値と言える。10年前の2005年度と比較すると全体で9.4%減、定期利用者は12.4%減、定期外利用者は3.7%減と定期利用者の減少が目立っている。