【関西各駅探訪第253回~阪急千里線山田駅~】

【モノレール連絡駅で活況を呈す当駅は大阪万博開催後に開業した】

山田

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阪急千里線山田駅は大阪府吹田市にある。吹田市内と言っても、JRの吹田とはかなり離れており、千里丘陵の中にある千里ニュータウンの駅の一つである。駅の北側で大阪モノレールと交差しており、同線の山田駅と連絡している。また、その向こう側では中国自動車道、中央環状道路をアンダーパスしており、千里ニュータウンを代表する景色が広がっている。

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山田駅は対向式ホーム2面2線で、築堤の上にホームがある。丘陵地のため、地形は複雑で、西側は高架のような形状になっているが、東側は通常の地上駅のような形状である。

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改札は2ヶ所あり、当初から設置されていたのは北千里方面行きの西改札で、こちらがメインの改札となっている。

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西口にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。阪急バスが各方面に路線を運行しており、千里ニュータウン、吹田方面、千里丘方面、茨木方面と各所へ足を延ばしている。

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西口からは複合商業施設デュー阪急山田のビルを通って大阪モノレールの山田駅へアクセスできる。

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こちらは淡路方面行きホームに面してある東改札。無人の改札で、2003年に駅舎改築で新設された。

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東口はロータリーなどはなく、駅周辺には高層住宅が建ち並んでおり、吹田市の公共施設などもある。改札内では上下ホームはつながっておらず、改札外の連絡通路を使って両ホーム間を移動しなければならない。

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改札内には連絡通路がないため、平面移動できるようになっており、改札外では西口にエレベータ、エスカレータが設置されバリアフリーに対応している。東口は段差がないため、エレベータ、エスカレータの設置はない。

山田駅の2015年度1日あたりの乗車人員は10,723人で、うち定期利用者は5,295人となっている。定期比率は49.4%で50%を割っており、ICカードなどへの移行が進んでいる。10年前の2005年度と比べると、全体で6.4%の増加。定期利用者は4.7%増加、定期外利用者は8.1%増加しており、全体的に増加傾向にある。駅周辺に高層住宅が建設されたことなどが利用者増の要因と思われる。大阪モノレールの山田駅も利用者を増やしているが、両線間を乗り継ぐ需要はそれほど多いとは思えないので、乗り換え客よりも当駅で乗り降りする人が多くなったものと思われる。

  

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