【鉄道の町らしく駅にナンバープレートがある駅】
JR神戸線鷹取駅は神戸市須磨区にある。1900年4月1日に山陽鉄道の駅として開業した。その前の月に鷹取工場が完成していた。1906年12月1日には山陽鉄道が国有化されて、国鉄の駅となった。兵庫から列車別複々線になる区間にあり、電車線のみにホームがある。普通のみが停車となっており、ホーム有効長は8両分ある。神戸貨物ターミナルを併設しており、かつては鷹取工場があった。神戸市内では鉄道の街として国鉄、JRの輸送を支えてきたと言ってもよいだろう。鷹取工場は2000年3月31日に100年の歴史を閉じた。
ホーム1面2線で、海側を走る電車線にのみホームがある。列車線は上り電車線に接して下り線が走り、上り線は神戸貨物ターミナルの北側を走っている。
ホームは高架になっており、駅舎は地上に設置されている。改札は1ヵ所で、ICカード対応の自動改札機が設置されている。有人改札でみどりの窓口も設置されている。
出口は1ヵ所で南側のみに出口がある。駅前にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着する。
北へは改札外の自由通路があり、線路下を通って、北側に出ることができる。
線路下の通路の壁面にはSLの画が描かれていたり、鷹取工場の歴史などを説明したものがある。
また、駅改札付近には機関車のナンバープレートのレプリカなどもあり、鷹取工場以来の伝統を感じることができる。
駅北側には出入口はなく、鷹取地下道を通って南側へ出て、改札口から電車に乗るしかない。
北側にもロータリーが整備されており、バスも発着している。
鷹取駅の2015年度1日あたりの乗車人員は8,185人で、うち定期利用者は5,724人となっている。定期比率は69.9%で、定期利用者は多い方と言える。10年前の2005年度と比べると全体で5.9%減少しており、定期利用者は2.2%減、定期外利用者はやや落ち込んでおり13.6%減少している。