【関西各駅探訪第1223回】山陽電鉄本線山陽魚住駅

山陽魚住

【地下通路はまるで水族館】

山陽電鉄本線山陽魚住駅は兵庫県明石市にある。JR神戸線魚住駅とは1㎞程離れたところにあり、山陽魚住駅が海側にある。普通のみが停車する駅で、一つ西側に東二見があるため、神戸方面へは山陽明石で直通特急に乗り換えとなる。電車はデータイム毎時4本の運転で、普通のみが停車する。新開地や神戸三宮方面へは山陽明石で直通特急に乗り換える必要がある。平日朝ラッシュ時上り7時台には普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には普通が5本運転されている。山陽魚住駅は1923年8月19日に神戸姫路電気鉄道と同時に魚住駅として開業した。1927年4月1日に会社合併により宇治川電気の駅となり、1933年6月6日に宇治川電気鉄道部門切り離しにより、山陽電気鉄道の駅となった。1945年7月20日に営業を休止し、1947年11月15日に営業を再開した。1961年10月1日に国鉄山陽本線に魚住駅が開業したため、電鉄魚住に改称した。1991年4月7日に山陽魚住に改称した。

山陽魚住

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両4両分ある。

山陽魚住

上下ホーム間に地下道があるが、エレベータの設置はない。地下道の壁には海の生き物が描かれており、水族館に来た気分を味わえる。

山陽魚住

改札は1ヶ所で下りホーム姫路方にある。改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

山陽魚住

出口は1ヶ所で、駅西側に出られる。駅周辺は狭く、駐輪場があるのみとなっている。

山陽魚住

駅の北側にロータリーがあり、明石市のコミュニティバスTacoバスが乗り入れている。

山陽魚住

山陽魚住駅の2018年度1日あたりの乗車人員は1,342人で、うち定期利用者は819人となっている。定期比率は61.0%で、定期利用者が6割強を占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で15.8%増、定期利用者は14.1%増、定期外利用者は18.6%増となっており、全般的に増加傾向にある。