【阪急神戸線東部屈指の桜の名所】
阪急神戸本線武庫之荘駅は兵庫県尼崎市にある。当駅の塚口方には線路沿いに桜並木があり、神戸線でも阪急電車と桜が一緒に撮影できる名所となっている。朝夕ラッシュ時には通勤急行が停車し、以前は朝ラッシュ時の通勤急行が10両編成で運転されていたため、ホームは10連対応となっている。
武庫之荘駅は1937年(昭和12年)10月20日に阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)神戸本線塚口〜西宮北口間に新設開業した。1970年(昭和45年)4月に武庫之荘南部土地区画整理事業にあわせ駅南改札口開設した。1982年(昭和57年)2月8日ダイヤ改正で平日の朝ラッシュ時に当駅始発の普通梅田行きが1本設定された。1995年(平成7年)6月12日ダイヤ改正で平日の朝ラッシュ時の梅田方面のみ通勤急行停車駅となった。2001年(平成13年)3月10日ダイヤ改正で平日の夕ラッシュ時の三宮方面行きも通勤急行停車駅となった。2004年(平成16年)8月1日からICカードPiTaPaが利用できるようになった。2011年(平成23年)4月1日からのりば番号が設定された。同年4月2日に上下線ホーム間を連絡する跨線橋と、跨線橋上部とホームを連絡する構内エレベーターが新設された。下り線ホームにオストメイト対応多機能トイレを新設した。南改札口に構外エレベーターを新設した。2013年(平成25年)12月21日に駅ナンバリング(HK-07)が導入された。
武庫之荘駅は対向式ホーム2面2線で、10両編成に対応したホームになっている。現在は通勤急行が全て8両編成で運転されるため、梅田寄り2両分は柵で仕切られホームに入れないようになっている。
改札、出口は2ヶ所あり、南口がメインとなっている。下りホーム側が南口で、上りホーム側が北口となっている。
阪急エリアながら駅前のロータリーから発着するバスは阪神バスとなっており、尼崎市内の各方面に路線を運行している。
北口は瀟洒な三角屋根の駅舎で、こちらにもロータリーがあり、阪神バスが乗り入れている。駅周辺には阪急そばもあり、ラガールショップやラーメン屋もあり、こちらも南口に負けず劣らず賑やかである。
北口からも阪神バスが発着し、ロータリーが設けられている。ソテツの木が目立つロータリーである。
桜の木は沿線だけでなく、武庫之荘駅周辺にも植えられており、満開になる頃には駅が桜の花びらで覆われたようになる。
武庫之荘駅の2015年度1日あたりの乗車人員は30,593人で、うち定期利用者は16,497人となっている。定期比率は53.9%で、ICカードへの移行などで定期利用者は減少している。全体では10年前の2005年度より1.9%増加しており、微増傾向にある。定期外利用者は4.8%増で、定期からICカードなどへの移行が多くなったものと思われる。
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