【すぐ近くに関目成育駅、少し離れたところに関目高殿地下鉄包囲網の中にある駅】
京阪本線関目駅は、京橋から2つ目の駅で、大阪市城東区にある。駅の目の前には地下鉄今里筋線の関目成育駅があり、北側に約200mの距離に地下鉄谷町線関目高殿駅がある。駅は複々線区間にあり、当駅は普通しか停車しない。
関目駅は1931年(昭和6年)10月14日に京阪本線の蒲生(現在の京橋)〜守口(現在の守口市)間の専用軌道化と同時に開業した。1933年(昭和8年)12月29日に複々線化された。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1991年(平成3年)9月に8両化に対応するためのホームが延伸された。1999年(平成11年)4月に京都行きホームにエレベーター設置された。同年12月24日に大阪行きホームにエレベーターが設置された。2004年(平成16年)8月1日からICカードPiTaPaが利用できるようになった。 2006年(平成18年)12月24日に大阪市営地下鉄今里筋線開業により、関目成育駅との乗り換え駅となった。
関目駅は2面4線で、内側2線は急行線でホームに面しておらず、外側の2線に対向式ホームが設けられている。京阪本線複々線区間の標準的なホーム配置となっている。ホーム有効長は8両分ある。
改札は2ヶ所あり、下り線側に東改札がある。
東出口駅舎。東口は駅前は道路が狭く、車の乗り入れも困難な感じである。周辺には商店と住宅が混在している。
駅高架下には改札内の通路に仕切りが入れられ、東西間を結ぶ自由通路が設けられている。
西口は地下鉄関目成育駅の出口が目の前にある。また、大阪市バスの地下鉄関目成育バス停も目の前にあり、3つの交通機関が集結している。目の前を走るのは国道1号線で、駅前にはロータリーなどはなく、ここも駅前はあまり広くない。
関目駅の2015年度1日あたりの乗車人員は7,331人で、うち定期利用者は3,557人で、定期比率は50%を切り48.5%となっている。10年前の2005年度と比べると乗車人員で11.2%減、定期利用者は25.2%も減少している。定期利用者が減少し、定期外利用者が増加しているのは定期からICカードへの移行が進んだ結果と言える。全体的に利用者を減らしているのは、地下鉄今里筋線の開業が少なからず影響しているのだろう。
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