【関西各駅探訪第230回~京阪本線枚方市駅~】

【特急も停車し名実ともに京阪本線中間駅の雄となった】

枚方市

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京阪本線枚方市駅は、大阪府枚方市にある。京阪本線の中間駅の要となる駅で、交野線を分岐している。2003年9月のダイヤ改正から特急が停車するようになっており、快速特急洛楽以外のすべての電車が停車する。

枚方市駅は1910年(明治43年)4月15日に京阪本線開通とともに枚方東口駅として開業した。1916年(大正5年)4月1日に急行停車駅となった。1929年(昭和4年)7月10日に信貴生駒電鉄枚方線(現在の京阪交野線)が開業した。同年8月27日に駅を移設した。1939年(昭和14年)5月1日に路線譲渡により信貴電枚方線の駅は交野電気鉄道の駅となった。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪本線の駅は京阪神急行電鉄の駅となった。1945年(昭和20年)5月1日に会社合併により交野電気鉄道の駅が京阪神急行電鉄の駅に統合された。1949年(昭和24年)10月1日に枚方市駅に改称された。12月1日に会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1959年(昭和34年)4月25日に京阪線下りホームと交野線ホーム間の陸橋が完成した。同年10月5日に上下ホーム間の跨線橋が完成した。1963年(昭和38年)5月9日に北口が新設された。1965年(昭和40年)6月15日に南口に京阪枚方案内所を開設した。1972年(昭和47年)3月5日に上り線2番線を主本線、1番線を副本線に変更した。1975年(昭和50年)3月20日に東口改札口新設した。1978年(昭和53年)12月に枚方市駅と、その周辺の高架化事業が着工した。1980年(昭和55年)4月20日に交野線枚方市〜宮之阪間の一部を高架工事に伴い仮線に移設した。1981年(昭和56年)4月5日に駅構内の交野線線路を移設した。1988年(昭和63年)5月28日に京阪本線上り線が高架駅となった。1990年(平成2年)3月24日に京阪本線下り線が高架駅となった。1991年(平成3年)6月1日に交野線単線高架化により交野線ホームが高架仮ホームになった。1992年(平成4年)11月28日に交野線複線高架化が完成した。1993年(平成5年)3月25日に京阪本線・交野線連続立体交差事業による高架工事が完成した。同年9月5日 に中央改札口の改良工事が竣工した。1994年(平成6年)6月10日に枚方市駅高架下に京阪サービスコアがオープンした。同年7月20日に東改札口前の高架下に枚方市が枚方市駅市民サービスセンターをオープンさせた。同年10月1日に京阪ステーションモールがグランドオープン。京阪ザ・ストア枚方店、京阪百貨店枚方店が営業を開始した。1997年(平成9年)3月22日に平日朝ラッシュ時下り淀屋橋行きに限り特急が停車するようになった。2001年(平成13年)9月21日に第2回近畿の駅百選に選定された。2003年(平成15年)9月6日に特急終日停車駅となった。平日昼間時以外に新たに設定されたK特急については、旧来の特急同様に朝ラッシュの淀屋橋行きに限り停車することになった。2004年(平成16年)4月1日にけいはんインフォーステーションを設置した。2007年(平成19年)9月22日から交野線でワンマン運転を開始した。2010年(平成22年)4月27日に駅前商業施設ビオルネと駅を結ぶ連絡通路・歩道橋が完成した。2016年(平成28年)8月に関西の駅で初めて駅構内に宅配便受け取りロッカーを設置された。2018年(平成30年)12月15日に駅リニューアル工事が竣工。駅ナカ商業施設ひらかたもより市が中央改札内にオープンした。

枚方市

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枚方市駅は3面6線で、2面4線を京阪本線が使用し、1面2線を交野線が使用する。

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京阪本線上り出町柳方面行きが1・2番線を使用する。1番線が本線で、2番線が副本線となっており、枚方市駅を通過する快速特急洛楽は1番線を通過する。

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京阪本線下り淀屋橋方面行きは3・4番線を使用する。4番線が本線で、3番線は副本線となっている。

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京阪交野線は5・6番線を使用している。5番線は淀屋橋方で本線とつながっており、かつてここを通っておりひめ・ひこぼしなどが運転されていた。現在は車両の送り込みと臨時列車が走るだけとなっている。

枚方市発7時40分と8時04分の当駅始発の通勤準急は5番線から発車する。また、8月21日から運転を開始する当駅始発のライナーも5番線から発車することになる。

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枚方市駅の北口にはロータリーがあり、対岸の高槻や茨木などに向かう京阪バスが発着している。また、各地へ向かう高速バスも北口から発着している。

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枚方市駅南口にもロータリーがあり、こちらからも京阪バスが発着している。香里、交野、津田方面への路線が出ている。

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枚方市駅には改札口は2ヶ所ある。こちらは中央改札口で、メインとなる改札になっている。ICカード対応の自動改札機が並び、ガラス張りの改札室もある。

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東改札も有人改札で、ICカード対応の自動改札機が並んでいる。どちらの改札も南口ではペデストリアンデッキにつながっている。枚方T-SITEにもペデストリアンデッキから直接行くことができるので便利である。

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駅構内にはジューサーバーもあり、京阪系のコンビニアンスリーや神戸屋パンなども駅構内に店を出している。

枚方市駅2015年度1日あたりの乗車人員は46,438人で、うち定期利用者は20,702人となっている。定期比率は44.6%で低い数値になっている。ICカードへの移行が進んだ結果と言える。10年前の2005年度と比べると、乗車人員で5%増加している。定期利用者は6.8%減となっており、定期利用者が減少し、定期外利用者が増加する傾向にある。

  

鉄道コム

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