近江鉄道八日市線ガイド【JRとの連絡により本線級の活躍をする】

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1.概要

会社名 近江鉄道
路線名 八日市線
区間 八日市~近江八幡
営業キロ 9.3km
駅数 7駅
平均駅間距離 1.55km
所要時分 13分
表定速度 43km/h
軌間 1067mm
電気方式 1500V直流電化
線路 単線
保安方式 ATS
最高速度 70km/h
最大編成両数 2両

近江鉄道八日市線は滋賀県東近江市の八日市と同近江八幡市の近江八幡を結ぶ9.3kmの路線である。1067mm狭軌で、前線単線で1500V直流の電化路線となっている。平日に上り1本のみ快速の運転がある。それ以外の列車は全て普通列車となっている。八日市では近江本線と接続しており直通運転を行っている。近江八幡ではJR琵琶湖線と連絡している。

駅名 よみがな 駅間キロ 営業キロ 所在地 開業年月日 快速 普通
八日市 ようかいち 0km 東近江市 1898年7月24日
新八日市 しんようかいち 0.6km 0.6km 東近江市 1913年12月29日  
太郎坊宮前 たろうぼう 0.7km 1.3km 東近江市 1913年12月29日  
市辺 いちのべ 1.7km 3km 東近江市 1913年12月29日  
平田 ひらた 2km 5km 東近江市 1913年12月29日  
武佐 むさ 1.5km 6.5km 近江八幡市 1913年12月29日
近江八幡 おうみはちまん 2.8km 9.3km 近江八幡市 1913年12月29日

2.歴史

近江鉄道八日市線は1913年(大正2年)12月29日に湖南鉄道として新八幡(現在の近江八幡)~八日市口(現在の新八日市)間が開業した。1919年(大正8年)

3月11日に新八幡駅を近江八幡駅に改称した。同年7月1日に八日市口駅を新八日市駅に改称した。1927年(昭和2年)5月15日に琵琶湖鉄道汽船が湖南鉄道を合併した。

1929年(昭和4年)4月1日に琵琶湖鉄道汽船が近江八幡~新八日市間を八日市鉄道に譲渡した。1930年(昭和5年)10月1日に八日市鉄道の新八日市~飛行場(のちの御園)間が開業した。1931年(昭和6年)9月1日に八日市中野~飛行場間に川合寺駅が開業した。1940年(昭和15年)11月1日に飛行場駅を御園駅に改称した。

1944年(昭和19年)3月1日に近江鉄道が八日市鉄道を合併した。路線名が八日市線となった。1946年(昭和21年)1月1日に新八日市~八日市間が開業した。近江八幡~新八日市間が電化された。同年8月2日に新八日市~八日市間が電化された。

1948年(昭和23年)8月1日に新八日市~御園間が休止となった。1964年(昭和39年)9月25日に休止中の新八日市~御園間が廃止された。1986年(昭和61年)11月1日に近江八幡~新八日市間の貨物営業を廃止した。

1998年(平成10年)3月30日ダイヤ改正で、近江八幡~八日市間ノンストップの快速列車の運行を開始した。同年4月1日に太郎坊駅を太郎坊宮前駅に改称した。2013年(平成25年)3月16日に万葉あかね線の愛称が付けられた。同年12月17日に近江八幡駅で開業100周年記念式辞、100形電車出発式が開催された。

3.ガイド

八日市は2面3線に留置線が数本あり、同駅折り返しの電車が数多く留置されている。八日市線折り返し電車は3番線から発着しており、本線直通電車は1・2番線発着もある。八日市を出るとしばらく本線と単線並列の状態で走り、八日市線が右にカーブして分かれる。本線と分かれてからすぐに2面2線の新八日市となる。快速は八日市~近江八幡間ノンストップ運転となっているので、中間駅は全て普通しか停まらない。次の太郎坊宮前は1面1線となっている。八風街道と呼ばれる国道421号線と交差して、しばらくそれと並行して真っ直ぐ走り、2面2線の行き違い駅の市辺となる。ここまでは南西方向を向いて走っていたが、市辺を出て右にカーブして北西方向を向いて走る。田園風景の中を真っ直ぐ走り、2面2線の平田となる。八日市線はほとんどが直線で線形は非常にいい。高速化改良を行えば100km/h超で走ることも可能だろう。近江八幡市に入り、左手に近江八幡工業団地を見て2面2線の武佐となる。国道8号線、東海道新幹線と交差して近江八幡の市街地が見えてきて、左にカーブして右手からJR琵琶湖線が合流すると終点の近江八幡となる。近江八幡は1面2線に側線を持つ駅で、改札はJRとは別に設けられており、改札を通って連絡通路に上がってJRの改札を抜けての乗り換えとなる。

  

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