【近江鉄道多賀線ガイド】
会社名 | 近江鉄道 |
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路線名 | 多賀線 |
区間 | 高宮~多賀大社前 |
営業キロ | 2.5km |
駅数 | 3駅 |
平均駅間距離 | 1.25km |
所要時分 | 4分 |
表定速度 | 37.5km/h |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 単線 |
保安方式 | ATS |
最高速度 | 70km/h |
最大編成両数 | 2両 |
近江鉄道多賀線は高宮と多賀大社前を結ぶ2.5kmのミニ路線である。途中に駅はなかったが、2008年3月15日にスクリーン駅が開業して3駅体制となった。ピストン運行が主体となっているが、一部列車は米原、彦根から直通している。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 所在地 | 開業年月日 |
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OR07 | 高宮 | – | 0km | 彦根市 | 1898/6/11 |
OR08 | スクリーン | 0.8km | 0.8km | 彦根市 | 2008/3/15 |
OR09 | 多賀大社前 | 1.7km | 2.5km | 犬上郡多賀町 | 1914/3/8 |
2.歴史
近江鉄道多賀線は1914年(大正3年)3月8日に高宮~多賀(現在の多賀大社前駅)間が全線開業した。途中に土田駅が設置された。1925年(大正14年)3月12日に全線電化された。1943年(昭和18年)10月に土田駅が休止された。1953年(昭和28年)10月に土田駅が廃止された。1976年(昭和51年)5月11日からワンマン運転が開始された。1998年(平成10年)4月1日に多賀駅を多賀大社前駅に改称した。2008年(平成20年)3月15日に高宮~多賀大社前間にスクリーン駅が開業した。2013年(平成25年)3月16日から本線米原~高宮間とともに「彦根・多賀大社線」の愛称が付けられた。同年12月から車両限界の拡張工事を終了したため、900形電車の運行を開始した。
3.ガイド
高宮は近江本線との連絡駅で、彦根方から駅手前で分岐する形になっており、多賀線専用のホームが1面ある。このホームは本線下りホームと同一ホームとなっており、本線上りホームへは構内踏切を渡ることになる。ホームの反対側には側線が広がり、使われなくなった貨車が並んでいる。この側線を利用してガチャンコ祭りなどのイベントが開催されたこともある。高宮を出ると東海道新幹線と交差して、右手に大日本スクリーン製造の工場が見えると1面1線のスクリーンとなる。先述したとおり2008年3月15日に開設された新しい駅で、大日本スクリーン製造が従業員の通勤のために、近江鉄道に駅設置を要望し、同社が設置費用を負担して自社の敷地内に駅を造っている。2008年3月15日にはダイヤ改正を実施し、多賀線の輸送改善も行っている。スクリーンから田園風景の中を走り、名神高速道路の下をくぐって終点の多賀大社前に着く。多賀大社前は3面2線のターミナル構造で、駅舎は多賀大社を模したような立派な駅舎となっている。駅員の配置は朝のみとなっており、昼以降は無人駅となっている。多賀大社は駅から徒歩10分程度の距離にある。