近鉄3000系【量産には至らなかった近鉄初のステンレス車】

3501F

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会社名 近畿日本鉄道
形式 3000系
使用線区 京都線・橿原線・天理線
製造メーカー 近畿車輌
制御方式 電機子チョッパ制御
主電動機 直流直巻整流子電動機165kW
ブレーキ 電気指令式空気ブレーキ
台車 空気ばね台車KD-84・KD-84A
最高速度 120km/h
加速度 2.5km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
製造初年 1979年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS
座席定員 56(165) 3501・3502・3002
62(185) 3001
扉枚数・座席形状 4扉ロングシート
車体 21m級ステンレス製
所属 西大寺
編成 4両
製造両数 4両
既存両数 0両

近鉄3000系は近鉄初のステンレス車両で、1979年に4両編成1本が製造された。近鉄では唯一の電機子チョッパ制御車で、京都市交烏丸線との直通運転を睨んで試作された。車体は8600系を基本にステンレス車体となった。当時は特許の関係で、東急車輛以外でのステンレス車両の製造はなかったため、同車輛以外で初めて製造されたステンレス車両であった。主電動機は165KWの直流直巻式整流子電動機を採用。電機子チョッパ車の標準車を目指して製造されたため、近鉄各線に対応できるようモーター出力は従来車よりアップされた。

京都市交烏丸線直通のため、電機子チョッパ車として試作された3000系だが、地下鉄建設の遅れ、制御方式の費用対効果面などから同車は1編成での製造に終わった。地下鉄直通は後継のVVVF制御の3200系に譲り、3000系が地下鉄に乗り入れることはなかった後には他車との併結運転を行えるよう改造され、異端車として京都線、橿原線を中心に運用された。2012年に廃車となり、3000系は形式消滅した。

3000系編成表 4両編成 4両
←京都 橿原神宮前→
ク3500Mc モ3000M” モ3000M ク3500Tc
3501 3001 3002 3502
3501F

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