1.概要
会社名 | JR西日本 |
---|---|
路線名 | 湖西線 |
区間 | 山科~近江塩津 |
営業キロ | 74.1km |
駅数 | 21駅 |
平均駅間距離 | 3.71km |
所要時分 | 63分 |
表定速度 | 70.6km/h |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 1500V直流 |
線路 | 複線 |
保安方式 | ATS-SW |
最高速度 | 130km/h |
最大編成両数 | 12両 |
JR湖西線は京都府山科区の山科と滋賀県伊香郡西浅井町の近江塩津を結ぶ74.1kmの路線である。関西と北陸を結ぶ短絡路線として建設され、高架線とトンネルが多く、踏切もなく新幹線のような高規格路線となっている。建設当時は関西から北陸へは米原経由しかなかったため、遠回りを余儀なくされていた。湖西線開業により北陸特急は全て同線経由となり、大幅にスピードアップされた。国鉄時代から湖西線における速度向上を目論んでおり、130km/h運転や160km/h運転を行うべく速度試験を繰り返し行っていた。国鉄時代には他線と同じ在来線最高の120km/h運転に留まっていたが、JR発足後485系を使用して踏切がない特認区間ということで130km/h運転を開始している。これは651系を使用して踏切区間でも130km/h運転を行ったスーパーひたちとともに国内の在来線で初の130km/h運転となった。130km/h運転は当初は専用編成のスーパー雷鳥のみで行われていたが、後には485系特急全てが130km/h運転となった。JR西日本になってからは160km/h運転への取り組みも積極的に行われ、221系を用いて速度試験を行った。160km/h運転用に新製した681系で将来的には160km/h運転を行う計画だった。速度試験は行われていたが、今のところ湖西線にて160km/h運転は実現していない。なお、681系はほくほく線にて160km/h運転を実現しており、別の場所にはなったが、そこで実力を発揮した。
駅名 | 駅№ | 営業キロ | 所在地 | 特急 | 新快速 | 快速 | 普通 |
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京都 | JR-B31 | 5.5km | 京都市下京区 | ○ | ○ | ○ | ◎ |
山科 | JR-B30 | 0km | 京都市山科区 | ○ | ○ | ○ | |
大津京 | JR-B29 | 5.4km | 大津市 | ○ | ○ | ○ | |
唐崎 | JR-B28 | 8.5km | 大津市 | ○ | |||
比叡山坂本 | JR-B27 | 11.1km | 大津市 | ○ | ○ | ○ | |
おごと温泉 | JR-B26 | 14.5km | 大津市 | ○ | ○ | ||
堅田 | JR-B25 | 17.7km | 大津市 | ▲ | ○ | ○ | ◎ |
小野 | JR-B24 | 19.8km | 大津市 | ○ | |||
和邇 | JR-B23 | 22.5km | 大津市 | ○ | |||
蓬莱 | JR-B22 | 24.9km | 大津市 | ○ | |||
志賀 | JR-B21 | 27.3km | 大津市 | ○ | |||
比良 | JR-B20 | 30km | 大津市 | ○ | |||
近江舞子 | JR-B19 | 32.2km | 大津市 | ○ | ○ | ◎ | |
北小松 | JR-B18 | 34.5km | 大津市 | ○ | ○ | ○ | |
近江高島 | JR-B17 | 40.9km | 高島市 | ○ | ○ | ○ | |
安曇川 | JR-B16 | 45km | 高島市 | ○ | ○ | ○ | |
新旭 | JR-B15 | 48.3km | 高島市 | ○ | ○ | ○ | |
近江今津 | JR-B14 | 53.2km | 高島市 | ▲ | ◎ | ◎ | ◎ |
近江中庄 | JR-B13 | 58km | 高島市 | ○ | ○ | ○ | |
マキノ | JR-B12 | 61.2km | 高島市 | ○ | ○ | ○ | |
永原 | JR-B11 | 68.3km | 長浜市 | ◎ | ○ | ◎ | |
近江塩津 | JR-B10 | 74.1km | 長浜市 | ○ | ○ | ◎ | |
新疋田 | JR-B9 | 7.8km | 敦賀市 | ○ | ○ | ○ | |
敦賀 | JR-B8 | 14.5km | 敦賀市 | ▲ | ◎ | ◎ | ◎ |
2.歴史
JR湖西線は1974年(昭和49年)7月20日に山科~近江塩津間 (74.1 km) が開業した。新快速が堅田駅まで9往復、普通が23往復、臨時列車が12往復、近江今津~敦賀間で3往復が運転。同年10月1日に湖西線で貨物列車が運転を開始。1975年(昭和50年)3月10日ダイヤ改正で、大阪~北陸・東北間の特急と急行立山が湖西線経由となった。
1985年(昭和60年)11月26日に381系電車による高速試験で日本の在来線の最高速度記録である179.5km/hを記録した。この記録は現在も破られていない。1986年(昭和61年)11月1日ダイヤ改正で、新快速が線内各駅停車になり、近江舞子駅まで定期列車としての運転区間を延長した。
1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の路線となった。日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となった。1988年(昭和63年)12月4日に小野駅が開業した。
1989年(平成元年)3月11日ダイヤ改正で、新快速の近江今津への臨時延長運転がいったん廃止された。京都方では113系4両編成による普通列車が増え、近江今津~永原間で3往復が増発された。1991年(平成3年)9月14日ダイヤ改正で、北陸本線米原~長浜間直流電化に伴う車両運用変更により、永原~近江塩津間を跨ぐ普通列車が気動車から交直両用電車に変更された。近江今津~近江塩津間を平均約10分短縮したほか、近江塩津駅構内配線変更により長浜方面との直通列車が運転を開始した。
1994年(平成6年)9月4日に叡山駅が比叡山坂本駅に改称した。1996年(平成8年)3月16日ダイヤ改正で、新快速を再び京都~近江舞子間で快速運転に戻し、近江今津(1往復のみ永原)まで運転区間を延長した。朝ラッシュ時に敦賀発近江今津行きの普通と接続する同駅始発大阪行き快速を1本新設し、こちらは新快速よりさらに停車駅を削減して運転された。そのため臨時延長運転以来長く続けられてきた比良駅と志賀駅が通常の新快速停車駅から外された。
1997年(平成9年)3月8日ダイヤ改正で、夕方18時台の京都発永原行き普通1本が快速(停車駅は新快速と同じ)に変更され、大阪方面からの新快速と接続した。1999年(平成11年)2月26日から山科~小野間の各駅がJスルーカードの利用エリアになった。2002年(平成14年)3月23日から和邇~近江舞子の各駅がJスルーカードの利用エリアになった。雄琴駅(現在のおごと温泉駅)が快速の停車駅になった。
2003年(平成15年)10月1日から駅コンコースの喫煙コーナーが廃止された。同年11月1日から山科~近江舞子間の各駅でICカードICOCAの利用が可能になった。2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正で、朝の新快速1往復が永原まで運転区間を延長、これで永原発着の新快速は2往復となった。
2006年(平成18年)9月24日に永原~近江塩津間が交流電化から直流電化に変更された。同年10月21日ダイヤ改正で、新快速・快速が敦賀まで延長(1往復のみ近江今津発着)され湖西線全区間運転となった。北小松~近江塩津間各駅でICカードICOCAが利用可能になった。
2008年(平成20年)3月15日ダイヤ改正で、西大津駅が大津京駅に、雄琴駅がおごと温泉駅に改称された。2009年(平成21年)7月1日から山科~永原間の各駅でホーム上の喫煙コーナーが廃止されて全面禁煙化された。2010年(平成22年)12月1日に組織改正により、京都支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更された。
2011年(平成23年)3月12日ダイヤ改正で新旭駅のホーム有効長が12両対応に延伸。同時に新快速が12両での運行開始。以前から12両で運行していた新旭駅・近江高島駅・北小松駅を通過の大阪方面行き快速が、敦賀行きと同様に近江舞子駅までの各駅に停車となった。同年3月16日から近江塩津駅構内でATS-Pが使用開始。3月19日から北小松~永原間でATS-Pが使用開始。3月23日から山科~北小松間でATS-Pが使用開始。
2014年(平成26年)7月に貸付期間経過に伴い、湖西線は鉄道・運輸機構からJR西日本に譲渡された。同年7月20日に開業40周年を迎え、DD51形ディーゼル機関車牽引のサロンカーなにわによる記念列車を京都~敦賀間で運行された。2015年(平成27年)3月14日から路線記号が本格導入された。
2016年(平成28年)3月26日ダイヤ改正に伴い、緩行電車の直通が終了した。同年10月5日から山科駅を除く各駅の駅名標をラインカラー入りのものに更新された。2017年(平成29年)10月23日に平成29年台風第21号の強風により比良~近江舞子間で架線柱9本が折損、翌24日は堅田~近江今津間で運休し、特急は一部運休の上、米原経由で運転。25日始発から運転再開した。
2018年(平成30年)3月17日から各駅に駅ナンバリングが導入された。2019年(平成31年)2月から山科~近江塩津間に列車運行管理システムを順次導入した。
3.ガイド
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科
- 山科~大津
- 山科~大津
- 山科~大津
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 大津京
- 唐崎
- 唐崎
JR湖西線は山科が起点となっているが、運転上は京都が起点となっている。普通列車は京都駅では3番線と6・7番線から発着しており、データイムは3番線で折り返しを行っている。なお、JR京都線から直通する新快速は敦賀方面行きは2番線、大阪方面行きは5番線と6番線から発着している。京都を出ると湖西線普通電車は山科まで内側線を走る。新快速も同様で、北陸特急は当然ながら外側線を走る。山科は2面4線に外側に通過線がある高槻や芦屋と同じような構造の駅となっている。湖西線電車は下りが3・4番ホーム、上りが1番ホームから発着している。特急は下りは通過線を通過し、上りは1番線を通過する。山科では、JR琵琶湖線の他に、地下鉄東西線、京阪京津線と連絡している。山科を出ると湖西線は高架に上がり、琵琶湖線の線路を跨いで長等山トンネルに入る。下り線は高架線への勾配がきついため、別途勾配の緩いバイパスが設けられており、特急列車や貨物列車はここを通る。この線路は長等山トンネル内で高架に上がった下り線と合流する。トンネルを抜けると高架を走り、京阪石山坂本線を跨いですぐに2面4線の大津京に着く。新快速・快速停車駅で、かつては特急雷鳥も一部の列車が停車した主要駅だ。大津市役所に近く、駅周辺は琵琶湖線の大津駅よりも賑やかだ。大津京は2008年3月15日改正以前は西大津だったが、同改正で改称されている。京阪石山坂本線にも駅があり連絡が可能だが、駅名は皇子山駅と異なっている。乗り換えには少し歩かなければならない。大津京を出ると左にカーブして大
津市内の住宅の中を高架線で駆け抜ける。唐崎は1面2線の高架駅で新快速は通過する。山側に京阪石山坂本線が並行して走るが、近くに競合する駅はない。東側に広大な琵琶湖が広がっている。唐崎を出ると左手に国道161号線西大津バイパスが並行して走る。比叡山坂本も1面2線で、こちらは新快速停車駅となっている。元々は叡山という駅名だったが、1994年に現駅名に改称された。駅の西側約500mほどの所に京阪の坂本駅がある。さらにその山側には比叡山坂本ケーブルのケーブル坂本駅がある。比叡山坂本を出るとトンネルを3つ抜けておごと温泉に着く。おごと温泉は2面4線で、新快速は通過するが朝夕ラッシュ時の快速は停車する。2008年3月15日改正前は雄琴駅だった。駅名が解消されて温泉が付くようになったが、雄琴温泉は琵琶湖岸にあり、駅からはかなり離れている。駅周辺はどちらかと言えば山の手の住宅地になっている。このため朝夕ラッシュ時の快速は同駅に停車するものと思われる。近年甲子園で活躍している北大津高校は同駅の北側にある。
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- 比叡山坂本
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- おごと温泉
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
- 堅田
雄琴温泉を出るとトンネルを2本抜けて堅田となる。2面4線の高架駅で、サンダーバードの一部が停車し、新快速が停車する主要駅だ。同駅を始終着とする普通列車も多く、国鉄時代は新快速も同駅発着だった。利用者は多く、京都や大阪方面へ通勤する人も多い。かつてはびわこタワーの遊園地があり、レジャーの街というイメージもあったが、現在はそれもなくなり、通勤利用が主体の駅となっている。琵琶湖大橋があり、対岸の守山方面へ連絡している。ここにLRTを走らせて琵琶湖を挟んだ地域の交通の利便性を向上させれば面白いように思う。
堅田を出ると右手に琵琶湖を見ながらの道中となる。2面2線の小野はびわこローズタウンへの最寄駅として1988年12月に京阪電鉄の請願駅として同社の出資により開業した新しい駅だ。京阪は学研都市線の松井山手の設置にも出資している。沿線開発が一通り終わり、JR沿線の開発に手を出したといったところだろうが、小野はともかく、松井山手に関しては敵に塩を送った形になった。このあたりは阪急や阪神と違って直接対決が少ない京阪の良く言えば余裕、悪く言えば悠長さを物語っているようにも思える。次の和邇は2面2線の高架駅で、“わに”とはなかなか読めない難読駅名だ。駅の東側には琵琶湖の湖岸が広がり、水泳場がたくさんある。このあたりからは住宅地よりも田畑や水泳場の方が目立つようになる。小野〜和邇間には比良山系をバックに撮影できるポイントがあり、日本海、トワイライト、雷鳥のラストランでは、鉄道ファンで賑わった。右手にほうらい浜を見ながら走り、2面2線の蓬莱となる。関西では肉まんで有名な551の蓬莱と同じなので簡単に読むことができるが、全国的に見れば同駅も難読駅名の一つと言える。次の志賀も2面2線で、琵琶湖岸には水泳場やキャンプ場があり、山側にはびわこバレイにつながるロープウェイの乗り場があり、夏冬ともにレジャーが楽しめる土地になっている。山側を走る国道161号線バイパスの湖西道路はかつてはこの付近で途切れていたが、今は北小松付近まで延伸されている。次の比良は1面2線で、ここも湖岸には水泳場があり、山側は比良山への登山口になっている。
成蹊スポーツ大学が近江舞子寄りにあり、学生の利用も見込めるようになっている。和邇、蓬莱、志賀、比良はいずれも普通しか停まらない。なお、この4駅には簡易自動改札が設置されており、ICOCAでの乗降も可能になっている。
- 小野
- 小野
- 小野
- 小野
- 小野
- 小野
- 和邇
- 和邇
- 和邇
- 和邇
- 和邇
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 蓬莱
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 志賀
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
- 比良
近江舞子は2面4線でかつての新快速の終着で、ここで折り返す普通電車も多い。新快速停車駅となっているが特急の停車はない。新快速は当駅から各駅に停まる。景勝地として名高い神戸の舞子の滋賀県版の近江舞子が東側に広がっている。景勝地というよりも良好な水泳場ということで夏には京阪神から多くの人が遊泳やキャンプに訪れる。右手に琵琶湖を見ながら走り2面2線北小松となる。近江舞子以遠各駅に停まる新快速と夕方の快速は停まるが、朝に運転される快速は停まらない。同駅近辺には琵琶湖と湖西線列車を絡めた写真が撮れる有名な撮影地があるが、駅からは徒歩40分ぐらいかかる。トンネルを2本抜けて、高島市に入り長大な高島トンネルを抜けて近江高島に着く。近江高島は2面2線で、新快速と夕方の快速が停車する。旧高島町の中心駅にあたるが、それよりも行楽地として名高く、平日よりも土休日の方が賑わう駅だ。ここから少し内陸に入る。安曇川は2面4線で新快速と快速が停車する。旧安曇川町の中心駅で、近江舞子や近江高島よりも乗降が多く、この辺りの駅の中では頭一つ抜けた感がある駅だ。もっとも近江舞子で折り返す電車が多いので、安曇川までは30分毎程度しか電車が来ない。次の新旭は2面2線で、高島市役所への最寄駅となっている。近江高島と似たり寄ったりの乗降数で、夕方の快速は停車するが、朝の快速は通過する。一旦離れていた琵琶湖に再び近づき、かつては交直両用の419系や475系が休んでいた電留線を見ながら2面4線の近江今津に着く。近江今津は湖西線北部の要となる駅で、2面4線に加えて上下とも待避線があり、貨物列車が特急列車の待避が行えるようになっている。前述したように山科方には電留線があり、近江今津止めの電車がここで折り返したり、滞泊したりしている。乗降も多く、安曇川と並ぶ湖西線北部の中心駅となっている。一部特急の停車もあり、中には各駅に停まる新快速と連絡を行う特急もある。新快速は敦賀までの直流電化完成により、大半の電車が近江今津以北へ運転されている。近江今津まで8連で運転され、ここで4連切り離して敦賀まで運転されている。
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 近江舞子
- 北小松
- 北小松
- 北小松
- 北小松
- 北小松
- 北小松
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
- 近江高島
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- 近江高島
- 近江高島
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
- 新旭
近江今津を出るとかつては列車本数が大きく減り、毎時1本も運転がないということもあった。敦賀までの直流化後は新快速がほぼ毎時1本直通するようになり便利になった。近江中庄は2面2線の無人駅で駅周辺は閑散としている。乗降者数は3桁台前半と隣の駅の近江今津との落差が大きい。駅近くには有名撮影地があり、鉄道ファンが訪れる。次のマキノは片仮名の駅として国鉄時代から有名で、かつては町名も片仮名になっていた。今は高島市に合併されて町名は消えてしまったが、駅名の方はカタカナが健在である。2面2線の構内を持ち、近江中庄同様乗降者数は少ない。ただ、マキノの場合は、周辺にリゾート地が点在しており、夏は琵琶湖でのマリンリゾート、冬はマキノ高原でのスキーリゾートがあり、年間通してリゾートが楽しめるため土休日の利用はそれなりに多い。マキノを出ると長大な峰山トンネルを抜けて2面4線の永原となる。かつては直流電化区間の終着駅として京都からの普通電車が同駅で折り返し、1日1往復新快速の発着もあった。敦賀直流化により永原折り返しの電車は減ったが、新快速、普通ともに一部は同駅折り返しとして残存している。駅は西浅井町にあり、駅前には同町役場がある。しかし、乗降者数は近江中庄と似たり寄ったりでかなり少ない。駅南側には琵琶湖が広がっているが、広大な琵琶湖もここが北端になっており、周辺は奥琵琶湖と呼ばれている。
永原を出ると長大トンネルを抜けて、少し高い高架を走り、右手に米原からの北陸本線が山間部を走るのを見ながら走る。国道8号線と交差して、北陸本線と合流して近江塩津に着く。近江塩津は2面4線に通過線を持つ北陸本線と湖西線のジャンクション駅で、敦賀までの直流電化完成により、同駅も改良工事が行われ、敦賀方に折り返し線が2線設けられている。電車の運転回数は直流電化により飛躍的に増加したが、利用者の方は少なく、ホーム上で乗り換えの客がちらほら見られるだけで、当駅での乗り降りはかなり少ない。
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江今津
- 近江中庄
- 近江中庄
- 近江中庄
- マキノ
- マキノ
- マキノ
- マキノ
- マキノ
- マキノ
- マキノ
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 永原
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津
- 近江塩津