JR姫新線ガイド

キハ127-1004

キハ127-1004

【JR姫新線ガイド】

JR姫新線
会社名 西日本旅客鉄道
路線名 姫新線
区間 姫路~佐用
営業キロ 45.9km
駅数 12駅
平均駅間距離 4.18km
所要時分 70分
表定速度 39.4km/h
軌間 1067mm
電気方式 非電化
線路 単線
保安方式 ATS
最高速度 85km/h
最大編成両数 4両
JR姫新線 普通
姫路
播磨高岡
余部
太市
本竜野
東觜崎
播磨新宮
千本
西栗栖
三日月
播磨徳久
佐用
上月

JR姫新線は名前の通り姫路と新見を結ぶ路線で、かつては津山から因美線経由で鳥取方面への列車が走るなど陰陽連絡の重責も担っていた。現在は姫路都市圏輸送と兵庫県内、岡山県内のローカル輸送を行うのが主な使命となっている。2010年3月に姫路~上月間の高速化事業が完成して、車両の置き換え、線路改良、スピードアップが行われた。

姫新線の姫路は地上時代1番線の岡山方にある切り欠きの0番線から発着していた。高架化後は播但線1・2番線と同じホームとなる3・4番線から発着するようになった。姫路を出ると左にカーブして山陽電鉄本線の高架をくぐり、一旦山陽新幹線の高架をくぐって、少し山陽線と並行して進んで右にカーブして再び山陽新幹線の下をくぐり、姫路の市街地を北西方向に進んでいく。真っ直ぐ進んで右手に国道2号線が見えるとホーム2面2線の播磨高岡となる。夢前川を渡って右にカーブするとホーム2面2線の余部となる。余部では当駅止まりの列車があるが、駅構内での折り返しはできない。播磨新宮方にある車両基地で列車は折り返し作業を行う。

余部を出て左にカーブして姫路市の郊外を行く。右手に姫路鉄道部車両基地がある。姫新線の車両基地になっており、余部駅での折り返し列車も一旦ここに引き上げる。姫路西バイパスの下をくぐって2面2線の太市となる。この近辺は高規格道路が交錯しており、姫新線を苦しめている。龍野市に入って、山陽自動車道と交差して右カーブしてすぐに2面2線の本竜野となる。周辺にはイオンや松下電工の工場などがあり、たつの市役所へも近く、同駅がたつの市の中心となっている。もっとも姫新線の利用はそれほど多くなく、大半の人が便利なクルマを利用して姫路などへは出て行く。姫新線高速化の効果もあり、利用者は増加傾向にある。本竜野を出ると揖保川沿いを北上し、2面2線の東觜崎を過ぎると左にカーブして揖保川を渡る。この辺りはそうめんが有名で、そうめんの里などがあり、揖保の糸などは有名である。揖保川を渡り、同川の左岸を国道179号線と並行して北上していく。左にカーブして2面3線の播磨新宮となる。同駅は姫路都市圏の最西端にあたる駅で同駅止まりの区間列車の運転は多い。

ここから先は駅間距離が長くなり、山間を国道179号線とともに走り1面1線の千本となる。駅周辺に目ぼしい集落は見られず利用に結びつくようなものはない。千本を出ると城山を周り込むようにして走り、国道179号線と一緒に栗栖川沿いに走る。小さな集落が見えると2面2線の西栗栖となる。この辺りは人里離れた中国山地の山の中といったところでよくぞ鉄道を造る気になったものだと思うようなところだ。ぐねぐねとカーブを曲がりながら走り、亀角川を渡って北に進路を向ける。佐用町に入ってこの近辺では大きな集落が見えると2面2線の三日月である。大きな集落といっても利用者がたくさん見込めるような地域ではなく、姫新線播磨新宮以遠ではそこそこ利用者が見込める駅といったところだ。駅の正面の山には三日月形に刈り込まれているのが見える。三日月を出ると志文川に沿って進み、国道179号線が近づくと2面2線の播磨徳久となる。駅付近にはひまわり畑があり、初夏にはひまわり見物に訪れる人も多い。播磨徳久を出ると右にカーブして徳佐トンネルに入る。徳佐トンネルを抜けると、右手から智頭急行の高規格の線路が近づいてくる。智頭急行と並行して走り左にカーブしてホーム1面2線の佐用となる。智頭急行とは線路別ホームになっており、乗り換えるには一旦改札を出なければならない。

佐用を出ると左にカーブして智頭急行と並行して進んでいく。智頭急行が高架に上がり、姫新線はそのまま地平を進む。そして姫新線は右にカーブして智頭急行の高架をくぐり西へ向かう。智頭急行は南下して上郡に向かう。佐用川を2回渡りホーム2面2線の上月となる。同駅止まりの列車も多く、ここから先の列車本数はかなり少ない。

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