JR赤穂線ガイド

C10

C10

【JR赤穂線ガイド】~幻の弾丸列車のルートを通る~

会社名 西日本旅客鉄道
路線名 赤穂線
区間 相生~播州赤穂
営業キロ 10.5km
駅数 4駅
平均駅間距離 3.5km
所要時分 11分
表定速度 57.3km/h
軌間 1067mm
電気方式 1500V直流電化
線路 単線
保安方式 ATS-SW
最高速度 85km/h
最大編成両数 8両
会社名 西日本旅客鉄道
路線名 赤穂線
区間 播州赤穂~東岡山
営業キロ 46.9km
駅数 16駅
平均駅間距離 3.13km
所要時分 66分
表定速度 42.7km/h
軌間 1067mm
電気方式 1500V直流電化
線路 単線
保安方式 ATS-SW
最高速度 85km/h
最大編成両数 4両

JR赤穂線はJR山陽線の相生と東岡山を結ぶ路線で、東岡山方は1本を除いて全ての電車が岡山まで直通し、岡山以西山陽線や伯備線へ直通する電車も多い。東側も姫路方面への直通が多く、朝夕には京阪神から新快速や快速が播州赤穂まで直通している。

駅名 よみがな 駅間距離 営業距離 所在地 開業年月日 新快速 快 速 普 通
相生 あいおい 0km 0km 相生市 1890年7月10日
西相生 にしあいおい 3km 3km 相生市 1951年12月12日
坂越 さこし 4.8km 7.8km 赤穂市 1951年12月12日
播州赤穂 ばんしゅうあこう 2.7km 10.5km 赤穂市 1951年12月12日
天和 てんわ 1.6km 12.1km 赤穂市 1963年5月1日    
備前福河 びぜんふくかわ 1.9km 14km 赤穂市 1955年3月1日    
寒河 そうご 3.2km 17.2km 備前市 1962年4月1日    
日生 ひなせ 2.5km 19.7km 備前市 1955年3月1日    
伊里 いり 5.6km 25.3km 備前市 1958年3月25日    
備前片上 いぜんかたかみ 3.3km 28.6km 備前市 1958年3月25日    
西片上 にしかたかみ 1.3km 29.9km 備前市 1963年5月1日    
伊部 いんべ 2.2km 32.1km 備前市 1958年3月25日    
香登 かがと 4km 36.1km 備前市 1962年9月1日    
長船 おさふね 3.8km 39.9km 瀬戸内市 1962年9月1日    
邑久 おく 3.6km 43.5km 瀬戸内市 1962年9月1日    
大富 おおどみ 2.1km 45.6km 瀬戸内市 1962年9月1日    
西大寺 さいだいじ 3.2km 48.8km 岡山市東区 1962年9月1日    
大多羅 おおだら 2.9km 51.7km 岡山市東区 1962年9月1日    
東岡山 ひがしおかやま 3.3km 55km 岡山市中区 1891年3月18日    
高島 たかしま 2.8km 57.8km 岡山市中区 1985年3月14日    
西河原 にしがわら 1.9km 59.7km 岡山市中区 2008年3月15日      
岡山 おかやま 2.6km 62.3km 岡山市北区 1891年3月18日    

相生は新幹線接続駅で、ホームは山陽線と共有となっている。赤穂線は1、2番線からの発着となっている。一部時間帯を除き、山陽線上郡方面への電車と同一ホームで乗り換えられるようにしている。相生を出ると山陽新幹線、山陽線と分かれ左カーブしてトンネルを抜ける。左手に石川島播磨工業の工場や相生球場を見て1面1線の西相生となる。駅周辺に相生産業高校がある。高取トンネルを抜けて、相生市から赤穂市に入り、千種川を渡り1面1線の坂越となる。西相生、坂越は新快速が乗り入れるためホームは8連に対応している。国道250号線、千種川と並行して進み、市街地が見えてくると2面3線の播州赤穂となる。播州赤穂は赤穂線の中心駅で、ここで折り返す電車は多い。朝夕には新快速、快速が直通し、2005年3月のダイヤ改正からはデータイムの新快速も乗り入れていた。現在、データイムの新快速乗り入れはなくなったが、朝夕の乗り入れは継続している。また、ローカル電車では播州赤穂までは網干電車区の113系が乗り入れてくる。

播州赤穂を出るとローカル色が濃くなり、線路状態も良いとはとてもいえない路線になる。しばらくは赤穂市内の市街地や工場地帯の中を行き、赤穂港の運河を渡り、駅前に三菱電機の工場がある1面1線の天和となる。次の備前福河も1面1線で、赤穂市内の駅だが、周辺は田園風景でここまで来ると赤穂の市街地は途切れている。ずっと国道250号線と並行して進み、福河トンネルを抜けて岡山県に入る。1面1線の寒河を過ぎ、日生湾が見えてきてフェリーターミナルが見えると日生である。日生は小豆島へのフェリーの連絡駅で、2面3線の典型的な国鉄駅の構造となっている。

日生を出るとすぐにトンネルに入り海とは離れて進む。備前市に入り、再び国道250号線と並行して進み、左手に東備港を見て岡山ブルーラインという有料道路がオーバークロスして右にカーブする。伊里川に沿って進路を北にとり1面1線の伊里となる。伊里川を渡って山陽新幹線が見えてくると左にカーブして西に進路をとる。そして国道2号線が近づいてくると2面3線の備前片上となる。備前片上は岡山方面から同駅で折り返す電車もあり運転上の要衝になっている。次の西片上は1面1線だが、周辺は備前片上よりも賑やかで備前市役所なども近い。かつてはこの近辺から同和鉱業片上鉄道が出ていたが、1991年6月30日に廃止されてしまった。

西片上からは国道2号線と完全に並行して進み、線形の悪い赤穂線にしては真っ直ぐの線路を進む。線路が真っ直ぐとはいえ、線路状態はあまりよくない。次の伊部は2面2線で行き違いが可能になっている。このあたりも備前市内で周辺人口は多そうだ。右手に大ヶ池が見えて、山陽新幹線と並行して走る。1面1線の香登を出ると左にカーブして国道2号線、山陽新幹線と分かれる。長船町に入り、2面2線の長船となる。岡山方面からの電車でここで折り返す電車は多い。ここからが赤穂線の岡山都市圏輸送となる。

邑久町に入り1面1線の邑久、大富と過ぎて吉井川を渡って岡山市に入る。岡山市に入って最初の駅西大寺は2面3線で同駅でも岡山方面から折り返す電車がある。周辺には西大寺高校や岡山学芸高校などがあり、学生を中心に岡山方面からの利用が多い。国道2号線がオーバークロスして砂川を渡り、岡山の郊外を行き1面1線の大多羅となる。大多羅を出ると右にカーブして、左手に岡山城東高校を見て、国道2号線がオーバークロスして、山陽線と山陽新幹線が近づいてきて東岡山となる。東岡山は3面4線で山陽線とはホームが分かれている。

ここから先は山陽線となり、線路は東岡山の先で山陽線に合流する。山陽新幹線と並行して岡山の郊外の住宅地の中を進み、2面2線の高島を経て終点の岡山となる。岡山では主に14,15番線ホームから発着するが、山陽線直通電車はその他のホームからも発着している。

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