寝台急行銀河は東京~大阪間を結ぶ列車で、JR発足時点では唯一の寝台専用急行列車だった。1986年11月1日ダイヤ改正で、14系14形から24系25形に置き換わり、この形でJR発足を迎えた。24系25形を使用しながら、オロネ24A寝台車を連結する異色の編成だった。20系時代からの伝統のA寝台を連結するという点では特急にも負けず劣らずのプライドの高い列車であった。
客車は宮原区の24系25形12両編成が使用され、うち1両が電源車、もう1両がオロネ24だった。その後、9両編成に減車され、さらに8両になり、閑散期には6両編成でも運転もあった。夜行バスの台頭で凋落が激しい銀河だったが、下りが東京発23時台、大阪着が7時台、上りが大阪発が22時台、東京着が6時台と運転時間帯が良かったこともあり、繁盛期には乗車率が高かった。しかし、車両の経年やJRの夜行列車一掃の政策もあり、2008年3月15日ダイヤ改正で廃止となった。