寝台特急彗星はJR発足時、新大阪と都城を結ぶ列車だった。1986年11月1日ダイヤ改正であかつき・明星廃止により余剰となった14系15形客車に置き換えられてJR発足を迎えた。基本5両が終点都城まで、付属4両が大分までで、寝台は全て2段式B寝台だった。1994年12月3日ダイヤ改正ではつるぎ廃止により宮原から向日町へ転属された24系25形客車に置き換えられた。編成は従来通り9両編成で、電源車を含む7両が都城まで、残り3両が大分までの運転となった。オール2段式B寝台の構成は変わらなかった。
1995年4月20日ダイヤ改正では都城行きを南宮崎行きに変更。日豊線南宮崎以南へ向かうブルトレは消滅した。2000年3月11日ダイヤ改正ではあかつきの佐世保行き廃止に伴い、京都発着となり、京都〜門司間で長崎行きあかつきと併結運転を開始した。使用車両もあかつき佐世保編成をそのまま引き継ぎ14系15形に戻された。また、彗星に初めてB寝台個室ソロが連結されるようになった。これにより長年のB寝台モノクラス編成から漸く卒業した。基本6両編成での運転だったが、閑散期は2両減車の4両で運転され、門司以南は寂しい編成となった。2005年10月1日ダイヤ改正で彗星は廃止となった。相方のあかつきは存続し、同じく残存していたなはと京都〜鳥栖間で併結運転を行うようになった。