寝台特急あけぼの

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寝台特急あけぼのは上野〜青森間を結ぶ夜行寝台特急だった。2014年3月15日ダイヤ改正で廃止となった。改正前は上野から高崎、上越、信越、羽越、奥羽の各線を経由して運転されていたが、元々は奥羽本線の看板列車だった。国鉄時代の1970年10月1日ダイヤ改正から運転を開始。東北新幹線が開業した1982年11月15日ダイヤ改正では3往復が運転されていた。青森まで2往復、秋田まで1往復が運転され、出世列車と名を馳せた急行津軽に代わって最盛期を迎えた。3往復体制のままJR発足を迎え、青函トンネルが開業した1988年3月13日ダイヤ改正で1往復が廃止となり、しばらく2往復体制で運転された。

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1990年9月1日ダイヤ改正では山形新幹線建設に伴い、あけぼの1往復の運転を陸羽東線経由に変更、もう1往復は列車名を鳥海に変更の上、上越、信越、羽越本線経由で運転した。これにより伝統の板谷峠を越え奥羽本線を走破するあけぼのは消滅した。

1997年3月22日ダイヤ改正では秋田新幹線が開業。これにより陸羽東線経由のあけぼのは廃止。上越信越羽越本線経由で運転されていた寝台特急鳥海の愛称をあけぼのに変更して1往復だけが残存した。以降2014年3月15日ダイヤ改正で廃止となるまでこの形態で運転された。

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鉄道コム

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