JR学研都市線データイムダイヤ【2022年3月12日改正】

207系H5区間快速同志社前

1．列車種別

快速、区間快速、普通の3種別が運転。快速は午前中早い時間帯と午後の遅い時間帯に運転。閑散時間帯は区間快速が運転されている。

快速の停車駅は、京橋から放出、住道、四条畷、星田、河内磐船、長尾以遠の各駅。
区間快速の停車駅は、京橋から放出、住道、四条畷以遠の各駅。

321系D36区間快速塚口

2．運転区間

快速、区間快速、普通ともにデータイムの電車は京橋から全て東西線に直通している。
下り京橋着9時台、上り京橋発16時台には京橋発着の普通も運転されている。

快速は木津、同志社前～塚口間の運転。
区間快速は木津、同志社前～塚口間の運転。
普通は松井山手、四条畷～西明石間の運転。普通の一部は同志社前始発などがある。

207系T16普通四条畷

3．運転間隔

快速または区間快速と普通がそれぞれ15分毎に運転されている。
閑散時間帯は四条畷以遠各駅となる区間快速が運転されているため、普通は四条畷止めとなっている。
京橋～四条畷間は区間快速、普通がそれぞれ毎時4本ずつで毎時8本が運転されている。
四条畷～同志社前間は区間快速が毎時4本の運転となっている。
同志社前～木津間は2022年3月12日ダイヤ改正で、区間快速が毎時1本の運転となった。
ダイヤ改正前は同志社前～木津間は毎時2本の運転だった。

快速が運転されている時間帯は普通が松井山手発着となる。一部普通は同志社前や長尾発着の電車がある。
快速は木津発着が30分毎、同志社前発着が30分毎に運転されている。
快速が運転される時間帯では、京橋～松井山手間が毎時8本、松井山手～同志社前間が毎時4本、同志社前～木津間が毎時2本の運転となる。

207系S30普通西明石

4．2022年3月12日ダイヤ改正

下り木津発10時59分から13時59分、上り京橋発10時23分から14時23分までの区間快速は、木津まで毎時1本の運転となった。下り3本、上り4本が同志社前止まりに変更された。同志社前までは毎時4本運転となっている。

下り京橋着10時20分から11時05分までの快速4本、上り京橋発9時40分から10時23分までの快速4本を区間快速に置き換えた。
上記に伴い、長尾、松井山手発着の普通下り4本、上り4本を四条畷発着に変更した。

5．おおさか東線大阪駅乗り入れ

2023年度におおさか東線が大阪駅まで乗り入れる予定になっており、同線経由での大阪方面への利便性が高くなる。
おおさか東線は久宝寺での折り返しが大和路線電車との兼ね合いで増発がなかなか難しいが、運転本数の減少により、多少の増発が可能とみられる。
とは言え、15分毎の運転を10分毎の運転とすると各線と運転サイクルが合わないので、15分毎もしくは30分毎の運転で増発することになる。
本題とは外れるが、おおさか東線を増発するなら、久宝寺で綱渡りのような折り返しを増やすのではなく、増発列車を大和路線に直通させ、柏原で折り返しとすれば、柏原、八尾、志紀などの利便性も高まり、おおさか東線の利便性をさらに高められるのではないかと考える。

６．学研都市線とおおさか東線の直通運転は行うか？

おおさか東線大阪駅への乗り入れにより、学研都市線放出以東からおおさか東線大阪方面への直通運転は学研都市線沿線からメリットはあると思われる。新大阪止まりと大阪直通ではインパクトが違うので、少なくとも朝夕などには直通運転が行われるかもしれない。

ただ、データイムに定期的に直通運転を行うかというと微妙なところだ。おおさか東線増発の名目で30分に1本程度直通電車を走らせるのは一考だが、おおさか東線は放出以南からJR淡路や新大阪方面への流れも大きく、おおさか東線を増発するなら久宝寺～大阪間で増発したいところだ。

7．大阪モノレール延伸による鴻池新田での連絡

2029年度開業を目標に大阪モノレールが延伸される予定で、鴻池新田で同線と連絡する。
鴻池新田は普通のみが停車する駅だが、モノレール延伸により快速や区間快速が停車するのか注目される。
学研都市線の快速、区間快速は停車駅が多く、これ以上停車駅は増やすべきではないだろう。

鴻池新田だけでなく、今里筋線、おおさか東線連絡で利便性が高まっている鴫野あたりにも快速を停めたいという声も出てくるだろう。しかし、鴫野や鴻池新田への快速停車は得策ではない。

快速、区間快速の停車駅を増やすよりも、データイムダイヤに関しては区間快速、快速の運転を取り止めて、普通を増発するというのも一つの手だろう。とりわけ片輸送となる学研都市線では都市間輸送を担う近畿圏の他の路線のように快速を頻発する必要はない。

JR発足時には学研都市線には快速はなく、普通のみの運転だった。これからのプロジェクトや学研都市のこれから先の発展なども考えるとデータイムダイヤは普通のみの運転に先祖返りしてもよいのではなかろうか。