阪急1000系【静粛性の高い次世代の阪急の汎用車】

1001F

1001F

会社名 阪急電鉄
形式 1000系
使用線区 阪急神戸本線・阪急宝塚本線・阪急今津線・阪急箕面線・能勢電鉄妙見線、日生線
制御方式 VVVFインバータ IGBTスナバレス2レベル センサレスベクトル制 2C8M
主電動機 全閉自冷式永久磁石同期電動機PMSM
定格190kW
ブレーキ 回生ブレーキ併用電気式空気ブレーキ、直通予備空気ブレーキ
台車 ボルスタ付式モノリンク式ダイレクトマウント空気ばね台車
FS-579M形(M車)・FS-579T形(T車)
設計最高速度 130km/h
加速度 2.6km/h/s
減速度(通常・非常) 3.7km/h/s・4.2km/h/s
電気方式/軌間/保安 直流1500V/1435mm/ATS
座席定員 44人(77人) 先頭車
50人(81人) 中間車
車体/扉座席 アルミダブルスキン/3扉ロングシート
製造初年・メーカ 2013年・日立製作所
編成両数・既存両数 8両編成4M4T
西宮車庫80両・平井車庫72両(2021年2月現在)

阪急1000系は2013年に新造された車両で神戸本線、宝塚本線で運用されている。2013年11月28日に第一編成である1000Fが神戸本線で営業運転を開始した。12月25日には第二編成である1001Fが宝塚本線で営業運転を開始した。いずれも1000系営業運転開始のヘッドマークを付けて運転されている。1000系の一大特徴は、走行音の静かさだろう。主電動機に全閉自冷式永久磁石同期電動機(PMSM)を採用して非常に静粛性の高い車内を実現している。走行音は車輪音のみと言っても過言ではないほど動力音が小さな電車となっている。8両固定編成で、先頭車に電連を装備しておらず、今のところ10連運用には入れない仕様となっている。9000系では3M5Tを実現していたが、1000系では4M4Tに戻り、阪急伝統の一つであった先頭車を電動車とする法則が崩れ、先頭車はいずれもTc車となっている。

阪急1000系編成表 西宮車庫 80両    
←梅田 神戸三宮→  
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車  
1000 1500 1600 1050 1150 1550 1650 1100  
Tc Mp M T T M Mp Tc 製造年
1000 1500 1600 1050 1150 1550 1650 1100 2013年
1002 1502 1602 1052 1152 1552 1652 1102 2014年
1005 1505 1605 1055 1155 1555 1655 1105 2015年
1007 1507 1607 1057 1157 1557 1657 1107 2015年
1008 1508 1608 1058 1158 1558 1658 1108 2016年
1011 1511 1611 1061 1161 1561 1661 1111 2017年
1012 1512 1612 1062 1162 1562 1662 1112 2017年
1014 1514 1614 1064 1164 1564 1664 1114 2018年
1016 1516 1616 1066 1166 1566 1666 1116 2018年
1017 1517 1617 1067 1167 1567 1667 1117 2019年
阪急1000系編成表 平井車庫 72両    
←梅田 宝塚→  
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車  
1000 1500 1600 1050 1150 1550 1650 1100  
Tc Mp M T T M Mp Tc 製造年
1001 1501 1601 1051 1151 1551 1651 1101 2013年
1003 1503 1603 1053 1153 1553 1653 1103 2014年
1004 1504 1604 1054 1154 1554 1654 1104 2015年
1006 1506 1606 1056 1156 1556 1656 1106 2015年
1009 1509 1609 1059 1159 1559 1659 1109 2016年
1010 1510 1610 1060 1160 1560 1660 1110 2017年
1013 1513 1613 1063 1163 1563 1663 1113 2018年
1015 1515 1615 1065 1165 1565 1665 1115 2018年
1018 1518 1618 1068 1168 1568 1668 1118 2020年

1000系は20121年2月現在、神戸本線に8両編成10本、宝塚本線に8両編成9本が存在しており、1018F編成も落成している。神戸本線では特急から普通まで幅広く運用されており、朝ラッシュ時の今津線直通の準急にも使用されており、競馬開催時に運転される臨時急行にも運用される。宝塚本線でも急行から普通まで幅広く運用されており、能勢電鉄直通にも対応しており、特急日生エクスプレスにも運用されている。また、数少なくなったが、箕面線直通の普通にも運用される。

  

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