【かつての国鉄高砂線跡も残る直通特急停車駅】
山陽電鉄本線高砂駅は兵庫県高砂市にある。直通特急停車駅で、国鉄高砂線なき後は高砂市の中心駅となっている。東側には加古川が流れており、駅南側には三菱重工などの工場があり、臨海部にかけて工業地帯になっている。電車はデータイムに直通特急4本、普通4本が運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台に直通特急5本、S特急4本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には直通特急5本、普通5本が運転されている。
高砂駅は1923年8月19日に神戸姫路電気軌道の高砂町駅として開業した。1924年1月16日に電鉄高砂に改称された。1933年6月6日に山陽電気鉄道の駅となり、戦後1948年3月1日に急行停車駅となった。1952年12月19日には特急停車駅となった。1958年10月24日に駅が100m程西方に移設され、待避線が設置された。1991年4月7日に高砂駅に改称された。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は特急停車に備えて18m級車両6両分ある。
上下ホーム間は地下道で結ばれているが、バリアフリー化によりエレベーター用の跨線橋が設置された。
改札は1ヶ所で駅南側に駅舎がある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
出口も1ヶ所で南側に出られる。駅前の道路は狭いが小さなロータリーがあり、タクシーが発着している。
ブライダル都市の異名を持つ高砂市らしく、駅前にはキャンドルカフェ記念チェアが設置されている。
駅近くにはかつての国高砂線跡があり、現在は駐輪場になっている。
駅付近から先は遊歩道として整備されており、腕木信号機などがあり、往時を偲ばせてくれる。
駅北側には出口はないが、バスが発着するロータリーがある。