【関西各駅探訪第993回】山陽電鉄本線西江井ヶ島駅

西江井ヶ島

【西灘と称される酒どころ】

山陽電鉄本線西江井ヶ島駅は兵庫県明石市にある。東二見から2駅明石寄りにある普通のみが停車する駅で、付近は西灘と称される酒どころになっている。電車はデータイム毎時4本の運転で、普通のみが停車する。新開地や神戸三宮方面へは山陽明石で直通特急に乗り換える必要がある。平日朝ラッシュ時上り7時台には普通が5本運転されている。ラッシュ時に運転されるS特急は通過する。平日夕方ラッシュ時下り19時台には普通が5本運転されている。

西江井ヶ島

西江井ヶ島駅は1923年8月19日に神戸姫路電気鉄道と同時に江井ヶ島西口駅として開業した。1927年4月1日に会社合併により宇治川電気の駅となり、1933年6月6日に宇治川電気鉄道部門切り離しにより、山陽電気鉄道の駅となった。1944年4月1日に西江井ヶ島駅に改称された。

西江井ヶ島

駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両4両分ある。

西江井ヶ島

上下ホーム間には地下道があるが、エレベータの設置はない。

西江井ヶ島

改札は1ヵ所で、下り姫路方面行きホーム側にある。無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

西江井ヶ島

出口も1ヵ所で、駅西側に出られる。駅前は狭く、駐輪場があるのみで、駅前にはバス路線の乗り入れはない。駅近くを走る県道明石高砂線沿いに明石市のコミュニティバスTACOバスのバス停がある。

西江井ヶ島駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,666人で、うち定期利用者は981人となっている。定期比率は58.9％で、定期利用者は6割以下となっている。10年前の2007年度と比較すると全体では横ばいで、定期利用者は5.6%増、定期外利用者は7.1%減となっている。