【関西各駅探訪第864回】JR学研都市線祝園駅

祝園

【近鉄京都線と呉越同舟だが、近鉄には新が付く】

JR学研都市線祝園駅は京都府相楽郡精華町にある。近鉄京都線新祝園駅と並ぶ形になっており、駅舎は個別に設置されているが、橋上駅舎同士は繋がっており、連絡が容易な構造になっている。松井山手以遠各駅に停まる快速以下全ての電車が停車する。電車はデータイムに毎時2本30分毎に東西線直通の区間快速が運転されている。平日朝ラッシュ時下り京橋方面へは6時台、7時台、8時台にそれぞれ毎時3本運転されている。朝の時間帯は快速が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り木津方面へは18時台、19時台に毎時2本快速が運転されている。
祝園駅は1898年6月4日に関西鉄道長尾~新木津間延伸ともに開業した。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に線名が制定され桜ノ宮線の駅となった。1913年11月15日に桜ノ宮線が片町線に編入されて、同線の駅となった。JR発足後、1989年3月11日ダイヤ改正で長尾~木津間の直流電化が完成し、電車が走り始めた。1994年9月14日に橋上駅舎が完成し、近鉄新祝園駅と連絡通路で結ばれた。2003年11月1日からICカードの利用が可能になった。2007年2月2日にみどりの窓口が設置された。2010年3月13日ダイヤ改正で、7両編成対応ホームが完成し、当駅発着電車の全てが7両編成となった。2015年4月30日にみどりの券売機が設置され、みどりの窓口の営業を終了した。

祝園

駅構内はホーム2面2線で、これに加えて、東側に2線側線が設置されている。ホーム有効長は20m級車両7両分ある。2010年3月11日ダイヤ改正から7両編成対応になった。それ以前は4両編成が最大編成両数となっていた。

祝園

ホームから改札がある橋上駅舎へはエレベータが設置されており、バリアフリーに対応している。

祝園

改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と簡易式の自動券売機、自動精算機が設置されている。

祝園

近鉄新祝園駅は、東側にあり、連絡橋で新祝園駅改札に出られる。

祝園

近鉄京都線新祝園駅との間には駐輪場が設置されている。

祝園

出口は2ヶ所あり、西側にはロータリーがあり、奈良交通や精華くるりんバスの路線が発着している。

新祝園

東側は近鉄新祝園駅の東側に小さなロータリーがある。

祝園 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 2,216 1,540 677 69.5%
2007年度 1,811 1,230 581 67.9%
対07年度比 122.4% 125.2% 116.5%  

祝園駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,216人で、うち定期利用者は1,540人となっている。定期比率は69.5%で、定期利用者が7割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で22.4%増、定期利用者は25.2%増、定期外利用者は16.5%増となっており、定期利用者を中心に増加している。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました