【五位堂車庫を要する大阪線中部の要衝の一つ】
近鉄大阪線五位堂駅は奈良県香芝市にある。真美ヶ丘ニュータウン前の副駅名が付けられている。快速急行停車駅で、五位堂検車区も併設しており、運転上の拠点になっている。近くにJR和歌山線が走っており、JR五位堂駅もあるがかなり離れているため、連絡はしていない。昼間時は、急行が毎時3本、区間準急が毎時3本、普通が毎時1本運転されている。平日朝ラッシュ時上りは、7時台に快速急行5本、準急4本、区間準急2本、普通1本が運転されている。準急は河内国分、区間準急は高安まで各駅に停車する。平日夕方ラッシュ時下りは、19時台に快速急行4本、準急4本が運転されている。
五位堂駅は、1927年7月1日に大阪電気軌道八木線の恩智〜高田間開通とともに開業した。1941年3月15日に参宮急行電鉄との合併により、関西急行鉄道の駅となり、1944年6月1日に戦時統合により、南海鉄道を合併して、近畿日本鉄道の駅となった。1963年1月に待避線が設置された。1987年9月21日に橋上駅舎化された。この時から区間快速急行と急行が停車するようになった。2001年3月22日ダイヤ変更から快速急行が停車するようになった。
駅構内はホーム2面4線で、21m級車両10両編成の停車に対応している。
伊勢中川方には引上げ線が1線ある。この引上げ線は下り線の外側に設置されている。
大阪上本町方には五位堂検修車庫がある。大阪線だけでなく、狭軌や第三軌条の車両も全てここに入場するため、近鉄各線の様々な車両が出入りしている。
ホームから改札があるコンコースへは、エレベーター、エスカレーターが設置されている。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
特急券、定期券の窓口はないが、特急券、定期券自動券売機が設置されている。
駅構内にはATMやコインロッカーも設置されている。
出口は2ヶ所で南北にある。北口がメインで、ロータリーが設置されている。
ロータリーからは奈良交通の路線バスや香芝市のコミュニティバスが発着している。
ロータリーにはペデストリアンデッキがあり、駅舎と駅前のビルに繋がっている。
南口はロータリーはなく、駐輪場や駐車場があり、商店が建ち並んでいる。
五位堂 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 14,136 | 10,096 | 4,040 | 71.4% |
2006年度 | 13,366 | 10,008 | 3,358 | 74.9% |
対06年度比 | 105.8% | 100.9% | 120.3% |
五位堂駅の2016年度1日あたりの乗車人員は14,136人で、うち定期利用者は10,096人となっている。定期比率は71.4%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で5.8%増、定期利用者は0.9%増、定期外利用者は20.3%増となっており、微増傾向にある。