【関西各駅探訪第709回】JR神戸線土山駅

土山

【かつては別府鉄道が分岐していた播磨町の中心駅】

JR神戸線土山駅は兵庫県加古郡播磨町にある。工業都市播磨町の玄関口になる駅で、海側には工業用の埋め立て地がある。かつてはここから別府鉄道土山線が別府港までの路線を運行していたが、1984年2月1日に廃止された。明石以西各駅に停まる快速のみが停車し、新快速は通過する。快速は昼間時に毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台に快速7本、普通4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは昼間時と同じく快速が毎時4本運転されている。土山駅は1888年12月23日に山陽鉄道明石~姫路間開通とともに開業した。1906年12月1日に国有化された。1923年3月18日に別府鉄道土山線が開業した。1984年2月1日には別府鉄道土山線が廃止され、国鉄山陽本線単独の駅となった。JR発足後2003年12月12日に橋上駅舎化された。

土山

駅構内はホーム2面3線で、上り線側が対向式ホーム、下り線側が島式ホームになっている。ホーム有効長は20m級車両12両分ある。

土山

上り線が1番線で、中線が2番線となっており、上下待避列車が入る。3番線は下り本線となっており、特急列車や貨物列車、新快速は3番線を通過する。

土山

かつては3面5線で別府鉄道土山線のホームや貨物ヤードがあった。現在はロータリーになっており、別府鉄道の跡地は遊歩道が残るのみとなっている。

土山

ホームから改札がある橋上へはエレベータ、エスカレータが設置されバリアフリーに対応している。

土山

改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

土山

駅舎にはコンビニの店舗もある。

土山

出口は2ヶ所あり、南口には大きなロータリーがあり、播磨町の玄関口として機能している。

土山

南口にはBiVi土山などのショッピングセンターがあり、付近には高層住宅が建ち並んでいる。ロータリーには高床式住居を模した時計台がある。駅近くには大中遺跡公園がある。

土山

南口ロータリーからは神姫バスと明石Tacoバスの路線が発着している。

土山

駅北側は明石市に隣接しており、土山駅は明石市との境界付近にある。

土山

北口にも小さなロータリーがあり、ここにもバス路線が乗り入れている。

土山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 14,449 10,863 3,586 75.2%
2006年度 13,829 10,216 3,613 73.9%
対06年度比 104.5% 106.3% 99.3%  

土山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は14,449人となっており、うち定期利用者は10,863人となっている。定期比率は75.2%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.5%増、定期利用者は6.3%増、定期外利用者は0.7%減となっている。

  

鉄道コム

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