【関西各駅探訪第817回】近鉄南大阪線針中野駅

針中野

【鍼灸師中野家へのお礼を込めた駅名】

近鉄南大阪線針中野駅は大阪市東住吉区にある。大阪市内の高架線内にあり、地下鉄谷町線の駒川中野駅が近くにある。とはいえ、少し離れており、連絡駅としての機能はない。普通のみが停車する。針中野駅は1923年4月13日の大阪鉄道大阪天王寺〜布忍間開通とともに開業した。1943年2月1日に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併し、同社の天王寺線の駅となった。1944年6月1日に南海鉄道などを合併して、近畿日本鉄道が発足。同社の南大阪線の駅となった。1975年7月1日に下り線が高架化された。1976年2月21日に上り線が高架化された。
電車は昼間時が毎時6本の運転、平日朝ラッシュ時上りも毎時6本の運転、平日夕方ラッシュ時下りも毎時6本の運転となっている。

針中野

駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

針中野

ホームから改札がある地上2階へはエレベーターとエスカレーターが設置されている。

針中野

改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。特急券販売窓口はないが、特急券、定期券が買える自動券売機は設置されている。

針中野

駅構内にはコインロッカーや自動販売機が設置されている。

針中野

改札階から地上へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。

針中野

出口は2ヶ所で、東西に出ることができる。駅周辺は商店街になっており、道路は非常に狭くバスなどの乗り入れはない。

針中野

駅周辺は下町の商店街の風情で、ごじゃごじゃした感じがある。

針中野

大阪市民の足ともいえる自転車を止められる駐輪場が駅前に整備されている。

針中野 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 4,832 2,661 2,171 55.1%
2006年度 5,680 3,426 2,254 60.3%
対06年度比 85.1% 77.7% 96.3%  

針中野駅の2016年度1日あたりの乗車人員は4,832人で、うち定期利用者が2,661人となっている。定期比率は55.1%で、50%強が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で14.9%減、定期利用者は22.3%減、定期外利用者は3.7%減となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。

  

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