【関西各駅探訪第690回】近鉄京都線、京都市営地下鉄烏丸線竹田駅

竹田

【近鉄京都線と直通する烏丸線南部のキーステーション】

京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線竹田駅は京都市伏見区にある。京都市営地下鉄烏丸線の終点で、ここで近鉄京都線と連絡及び直通している。近鉄京都線は急行以下の電車が停車する。北側には京都市営地下鉄の車庫も併設されており、運転上の拠点となっている。昼間時近鉄京都線は急行が毎時4本、普通が毎時6本運転されている。このうち急行1本と普通2本は地下鉄直通となっている。地下鉄烏丸線は昼間時毎時8本が運転されている。このうち1本が近鉄直通の急行となるが、烏丸線内は各駅に停車する。平日朝ラッシュ時は、近鉄京都線が8時台に急行6本、準急2本、普通5本が運転される。ラッシュ時間帯には急行の地下鉄直通は設定されていない。烏丸線は7時台、8時台にそれぞれ14本が運転されている。平日夕方ラッシュ時は18時台に急行が4本、準急が1本、普通が7本運転、19時台には急行4本、準急1本、普通が6本の運転となっている。竹田駅は1928年11月15日に奈良電気鉄道の城南宮前駅として開業した。1940年に竹田に改称された。1963年10月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1987年7月9日に現在位置に移転し、翌1988年6月11日に京都市営地下鉄烏丸線が延伸開業した。これに伴い近鉄京都線の急行、準急が停車するようになった。同年8月28日からは近鉄と京都市営地下鉄の直通運転が開始された。

竹田

駅構内はホーム2面4線で、1番線と4番線を近鉄京都線、2番線と3番線を京都市営地下鉄烏丸線が使用する。ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

竹田

大和西大寺方には地下鉄折り返し用の引上げ線が2本ある。近鉄には折り返し線はなく、当駅折り返しはできない。

竹田

京都方には京都市営地下鉄の車庫があり、近鉄京都線は高架になっており、地下鉄の車庫への線路を乗り越す形になっている。

竹田

地下鉄烏丸線は竹田を出るとすぐに地下に潜るため、京都方には地下への坑口が見えている。

竹田

駅舎は橋上にあり、京都方と大和西大寺方の2ヶ所ある。京都方の北改札にはエレベータ、エスカレータが設置されているが、大和西大寺方の南改札は階段のみとなっている。

竹田

改札は2ヶ所で、北改札と南改札がある。北改札は有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。駅管理は京都市営地下鉄が行っており、駅係員は京都市の職員となっている。

竹田

南改札も有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

竹田

出口は6ヵ所で、北改札に4ヶ所、南改札に2ヶ所がある。北改札東口に1号出口と3号出口がある。

竹田

ロータリーが設置されており、京都市バス、京阪バス、近鉄バスの路線バスが乗り入れている。

竹田

北改札西口には2号出口と4号出口がある。こちら側にもロータリーが設置されている。京都市バス、京阪バスの路線バスのほかに高速バスの発着もある。

竹田

南改札東口にはロータリーなどはなく、商業店舗や住宅が建ち並んでいる。

竹田

南改札西口にはエスカレータが設置されている。また付近には駐輪場がある。

竹田 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 25,948 15,839 10,109 61.0%
2006年度 23,466 15,512 7,953 66.1%
対06年度比 110.6% 102.1% 127.1%  

地下鉄竹田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は25,948人で、うち定期利用者は15,839人となっている。定期比率は61.0%で、定期利用者は多い方である。10年前の2006年度と比較すると全体で10.6%増、定期利用者は2.1%増、定期外利用者は27.1%増となっている。

竹田 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 24,604 15,984 8,620 65.0%
2006年度 23,482 15,992 7,490 68.1%
対06年度比 104.8% 99.9% 115.1%  

近鉄竹田駅の2016年度1日あたりの乗車人員は24,604人で、うち定期利用者は15,984人となっている。定期比率は65.0%で、定期利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で4.8%増、定期利用者は0.1%減、定期外利用者は15.1%増となっている。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました