【阪神と呉越同舟も今は昔】
阪急今津線今津駅は兵庫県西宮市にある。阪急今津線の起点で、かつてはここから宝塚を結ぶ路線だったが、西宮北口でのダイヤモンドクロスが廃止され、今津線は南北に分断されたままとなっている。現在は今津〜西宮北口間の運転となっており、電車は3両ワンマンで普通のみが運転されている。阪神本線との連絡駅で、地上駅時代は線路が繋がっていた。現在は両線とも高架化されて、阪急は阪神本線の手前で行き止まりとなっており、T字型の構造になっている。電車はデータイム毎時6本10分毎の運転で、平日朝ラッシュ時8時台に9本が運転。平日夕方ラッシュ時は18時台に8本が運転されている。今津駅は1926年12月18日に今津線西宮北口〜当駅間開通とともに開業した。翌日には阪神本線にも今津線連絡駅として今津駅が開業した。1949年12月13日には今津線電車が暴走し、阪神本線上り線に侵入する事故が発生した。1993年5月23日に高架工事のため、200m程北側の仮駅舎に移設された。1995年12月16日に高架化が完成した。
駅構内は高架ホーム1面2線で、18m級車両4両分となっている。
行き止まり式になっており、終端部の南側には阪神本線の高架線が走っている。
ホームから改札がある2階コンコースへはエレベーターが設置されている。
エスカレーターも上下設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
改札付近にはコインロッカーやATMが設置されている。
宅配ロッカーPUDOも設置されている。
改札階から地上へはエレベーターが設置されている。
出口は2ヶ所で、阪神本線今津駅とはペデストリアンデッキで繋がっている。
屋根付きのため、雨の日でも傘を刺さずに乗り換えできる。阪神本線今津駅との共用のロータリーがあり、タクシーが乗り入れている。
北側には阪神バスのバス停や駐輪場などがある。
今津 | 乗車 | |||
---|---|---|---|---|
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 14,381 | 7,671 | 6,710 | 53.3% |
2007年度 | 10,792 | 5,512 | 5,279 | 51.1% |
対07年度比 | 133.3% | 139.2% | 127.1% |
今津駅の2017年度1日あたりの乗車人員は14,381人で、うち定期利用者は7,671人となっている。定期比率は53.3%で、定期利用者が5割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で33.3%増、定期利用者は39.2%増、定期外利用者は27.1%増となっており、いずれも大幅に増加している。